第66回
2022年2月4日発売の『ダイイングライト』シリーズ最新作
『ダイイングライト2 ステイ ヒューマン』先行プレイ! 極限の恐怖とスリルが楽しめる注目のオープンワールドアクションRPG
プレイヤーの決断がシティの運命を決める
もう1つの新要素は、ストーリーの進展に影響する選択肢だ。本作は対立し合う勢力が登場する。プレイヤーはさまざまな勢力に出会い、状況に応じて加担することもできる。各勢力の依頼をこなしながらストーリーを進めていくわけだが、進行中に勢力の今後にかかわる重大な選択肢が発生する。プレイヤーが選んだ決断は、ストーリーの進展はもちろん、各勢力が掲げるミッションの達成にもつながる。
それだけでなく、クエストで出会った人間の人生を変える選択肢も存在する。これがどのような内容で、どのような結果を迎えるかは製品版が出てからのお楽しみということで、ここは割愛させていただく。まだどういったストーリーなのかは不明だが、マルチエンドとなれば周回プレイは必須となるだろう。2周目は別の勢力に加担するなど、そういう意味では、本作のボリュームは前作を超えていると感じた。
狂暴なゾンビが徘徊する、恐ろしき夜
前作と同様、ダイイングライト2に登場するゾンビも夜行性だ。これもまたほかのゾンビアクションゲームと異なるポイントとなる。昼は比較的おとなしめ(近づいたり攻撃したりすると襲ってくる)だが、夜を迎えるとゾンビたちは狂暴化するのだ。
狂暴化したゾンビにとてつもない恐怖を覚え、ビクビクしながらプレイしていた。ステルスの要素が追加されたことである程度余裕が出てきたものの、そのぶん手に汗握る緊張感に襲われる。そこでうっかりミスをしてゾンビに見つかったら……。考えるだけで冷や汗が出てしまう。
PS4版も快適! 来年の発売が待ち遠しい注目作だ
今回のハンズオンでは、PlayStation 4版のダイイングライト2を試遊することができた。フレームレートは30fps固定のようだったが、グラフィックやライティングは綺麗なうえにゲームプレイも快適に思えた。「PlayStation 5持ってないからダイイングライト2はちょっと……」と悩んでいる人、「ダイイングライト2が遊べるならどのハードでも構わない!」と考えている人は、PlayStation 4版の購入を検討してもいいかもしれない。
ダイイングライト2を体験してみて、パルクールや戦闘などの要素が強化され、前作以上のスリルと爽快感を味わえた。勢力とのコミュニケーション要素と、未来に影響をもたらす選択が追加されたことで、ストーリーテリングのクオリティーが大幅に向上した点も興味深い。ハンズオンを体験してから本作への期待値は右肩上がりの状態で、2022年の発売が待ち遠しく感じる。ああ、早くダイイングライト2の世界を探索しまくりたい……。
【ゲーム情報】
タイトル:ダイイングライト2 ステイ ヒューマン
ジャンル:オープンワールドアクションRPG
販売:スパイク・チュンソフト
開発:Techland
プラットフォーム:PlayStation 5/PlayStation 4
発売日:2022年2月4日
価格:8778円(パッケージ版/ダウンロード版)
プレイ人数:オフライン1人、オンライン1~4人
CERO:Z指定(18歳以上対象)
Dying Light 2 ©Techland S.A. Published and developed by Techland S.A. All other trademarks,copyrights and logos are property of their respective owners. All rights reserved.
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