ロード時間は内蔵SSDと大差なし
発熱も必ずしもすごく気にする必要は無さそうだ
標準SSDと増設したXPGのSSDでロード時間は変わるのだろうか。「Fortnite」「Demon's Souls」「Marvel's Spider-Man: Miles Morales」の3タイトルでロード時間を計測して比較してみた。3回実行してその平均を掲載している。なお、今回のテストは10月7日に公開された記事公開時点でのシステムソフトウェアであるバージョン21.02-04.02.00で実施。問題なく動作していることを確認している。
結果から言えば、スペック要件を満たさないと警告がでたGAMMIX S50 Liteも含めて、ロード時間はほとんど変わらない。GAMMIX S70 Bladeは若干高速な傾向でさすがハイエンドモデルと言えるが、それでも1秒に満たない差であり、状況によっては逆転する場面もあった。体感ではまったくわからないというのが正直な感想だ。もっとも、内蔵SSDはもともと高速なので差がつかないのは想定内と言える。
(秒) | 内蔵SSD | GAMMIX S70 BLADE | GAMMIX S50 Lite |
---|---|---|---|
Fortnite | 15.06 | 14.85 | 15.49 |
Demon's Souls | 16.77 | 16.22 | 16.33 |
Marvel's Spider-Man | 35.92 | 35.96 | 35.54 |
発熱については室温24度の環境で、上記のテストで利用した3タイトルのゲームファイル(合計124.2GB)を増設SSDから内蔵SSDへコピーし、終了直前のにFLIR ONEでサーモグラフィを撮影した。9分程度の処理だが、ゲームでかかる負荷よりは高いだろう。最大温度はGAMMIX S70 BLADEは50度、GAMMIX S50 Liteは54.2度。カバーを開けた状態であることを考慮しても放熱面は問題なさそうである。
PS5の増設用SSDとして高コスパの高い選択肢
GAMMIX S70 BLADEは公称スペックどおりにPS5の増設SSDとしてまったく実際に利用でき、内蔵SSDと同等の快適さで使え、発熱面も問題なさそうだということがわかった。
Amazon.co.jpでの販売価格は、1TBモデルで約1万9000円、2TBモデルで約4万円。PCIe 4.0 x4対応のSSDとしてはリーズナブルな価格帯で販売されている。PS5の増設用SSDとして利用するにはよい選択肢になりそうだ。
XPG GAMMIX S50 Liteはシステム要件は満たさないことを承知の上で試してみたが、ゲームのロード時間はほとんど変わらなかった。今回の結果だけでまったく問題無いと表現するのは難しいかもしれないが、個人的にはGAMMIX S70 BLADEよりも大幅に安価で手に入るのならば選択肢に入れてもよいと感じる。
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