「iPad Pro」から重要なエッセンスを
抜き取って作られたステーショナリー
大幅な刷新となったiPad miniは今回で第6世代だが、第5世代と比較すると縦方向に7.8ミリ小さくなり、厚みは0.2ミリ増加。横幅はほとんど変わらない。5Gモデム内蔵でも297グラムとシリーズ最軽量で、縦方向の短縮と画面サイズの拡大(7.9から8.3インチに)、SmartCover Folio、第2世代Apple Pencilが利用可能なこともあって電子端末というよりは文房具のような雰囲気を醸ししている。
薄く軽量コンパクトなステーショナリグッズというと、機能的な制約が強い不便さを想起するが、最新のA15 Bionicを搭載し、インカメラにはiPad Proで採用された120度画角1200万画素の超広角カメラを搭載。機械学習と被写体認識から自動的にフレーミングを行うセンターステージ機能が利用できる。
ゲームを動かしてもポータブル機としてはトップのグラフィクス品質で、両手でホールドするとちょうどいいサイズ感のiPad miniはゲーム機としての可能性も併せ持っている。
つまり性能も機能もタブレット端末全体でトップクラス、ミニタブレットとしては圧倒的な性能。ステーショナリーのように使いこなせて、しかしパワフルなのだ。 実機で詳細は掘り下げていきたいが、この製品の“薄く、軽く、コンパクト”な筐体に、iPad Airよりも高速(そして大多数のタブレットよりも遥かに高性能)でパワフルという部分が、さまざまな利用シナリオを想像させてくれる。
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