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新たな舞台やバトルアクション、ユースドラマなどを体験

「LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶」先行体験レポート、新要素満載で最後まで遊びたくなる期待作だ

2021年09月17日 00時00分更新

進化したバトルアクションに注目!

 続いては、ジャッジアイズシリーズの醍醐味であるバトルアクションを体験。前作のジャッジアイズでは、個人戦に特化した「一閃」と、集団戦に特化した「円舞」といった2種類のスタイルを切り替え、アクロバットな格闘を楽しむことができた。ロストジャッジメントでは新たに「流(ながれ)」というバトルスタイルが追加。攻撃の受け流しや敵の武装解除、投げ技など、攻撃と防御を兼ね備えるスタイルといった印象だ。

単体の敵に対して強力な攻撃を発動できる「一閃」

複数の敵を巻き込む攻撃ができる「円舞」

新しく追加されたスタイル「流」。相手の攻撃を受け流したり、投げ技を発動したりできるのが特徴だ

 特筆すべきは、前作にあった「致命傷」のシステムが廃止されたことだ。これは一部の敵(ボスなど)が発動する強攻撃を受けると、特定のアイテムでないと損失分のHPを回復できないというものだ。前作をプレイした際、致命傷のシステムはつらく感じていたのだが、それが本作で廃止となったので内心嬉しく感じた。

 3つのバトルスタイルと致命傷の廃止によって、本作のバトルアクションは前作以上に遊びやすくなっていると感じた。致命傷というデメリットに怯える必要はなくなったものの、前作ならではの多少感じられる手強さは本作でも健在だ。もし難しいと感じても難易度を調整できるのでどうか安心してほしい。八神の華麗なる格闘アクションで敵を倒す爽快感は、どの難易度でも存分に味わえるはずだ。

八神が高校に潜入! 暴走族とのバイクチェイスにダンス指導?!

 最後に、本作の新要素である「ユースドラマ」の一部を体験できた。伊勢佐木異人町にある私立高「誠稜高校」を舞台に、外部指導員として本校に潜入する八神と生徒たちによる青春ドラマが楽しめる。ユースドラマでは、様々なコミュニティーをモチーフにしたミニゲームや、悩み多き高校生の悩みを解決するサブクエストを用意。まさか学園ドラマを体験できるとは思いもよらなかった。

伊勢佐木異人町にある私立高「誠稜高校」に潜入し、個性豊かな生徒たちと交流できる「ユースドラマ」

 誠稜高校の校舎を探索してみたところ、内装がとてもリアルで、学生時代を想起させるほどだった。主観モードに切り替えればリアルさがさらに増し、まるで母校に帰ってきたような感覚を抱いた。製品版が発売されたら、龍が如くスタジオの緻密さが垣間見える校内を、自分の目線でじっくり探索してほしい。

廊下や教室など、学校内の雰囲気はとてつもなくリアル。主観モードで行内を探索していると、母校に帰ってきたような感覚を抱いてしまった

 今回の体験会では、ユースドラマの1つである「デス・レース」をプレイ。これはカスタマイズしたバイクに乗って暴走族のヘッドとレースをするミニゲームだ。ただ、筆者が思っているレースとかけ離れており、デス・レースの名にふさわしい熾烈な戦いがそこにはあった。

 なんとヘッドと1対1のレースをするには、最初に部下のバイカーたちを一定数倒す必要があるのだ。「タックル」「ブースト」などを駆使して部下たちを倒していくのだが、敵の攻撃を受け続けるとバイクが損壊し、最悪ゲームオーバーになってしまう。

 レースといっても操作自体はそれほど難しくなく、何回かプレイすれば慣れることだろう。だが、初見でプレイした際はバイカーたちの猛攻に苦戦し、一度ゲームオーバーに。リトライでなんとかヘッドを倒すことに成功したが、バイカーたちの戦いでかなりのダメージを受けて体力ギリギリの状態だった。バイクの耐久度や速度を強化することが勝利のカギになるかもしれない。余談だが、デス・レースは先行体験で筆者が一番熱中したミニゲームである。

バイクのパーツを自由にカスタマイズし、強い相棒を作り上げよう

暴走族のヘッドたちと戦う「デス・レース」をプレイ。部下のバイカーたちを一定数倒してから、ヘッドと1体1のレースがスタートする。バイカーたちの攻撃を受けすぎるとダメージが蓄積し、最悪ゲームオーバーになることも

 次に体験したのは、誠稜高校ダンス部「誠稜ラビッツ」のミニゲームだ。画面上部から降ってくるボタンのアイコンを、楽曲に合わせてタイミングよく押していくリズムゲームとなっている。簡単な操作で楽しめるうえに、ノリノリで踊る八神もユニークで面白く感じた。ユーモア満載の演出はさすが龍が如くスタジオといったところ。

誠稜高校ダンス部「誠稜ラビッツ」のミニゲーム。ノリノリで踊る八神が実に面白く、心の中で何度も笑ってしまった。さすがは龍が如くスタジオ!

9月24日の発売が待ち遠しい!

 約1時間の先行体験を終えた瞬間、9月24日に発売されるロストジャッジメントの期待値がぐんと高まった。調査アクションやストーリー、サブクエストなどは時間の都合上体験できなかったものの、本作が提供する娯楽を思う存分楽しんでみたいと感じられる出来であった。東京、横浜をじっくり探索してみたいし、ストーリーも鑑賞したい、ミニゲームも遊び尽くしたい……。

 現在、PlayStation 5とPlayStation 4にて本作の無料体験版が配信中だ。ストーリーの序盤を一部だけプレイできるので、気になっている人はぜひ無料体験版を遊んでみてほしい。

【ゲーム情報】

タイトル:LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶
ジャンル:リーガルサスペンスアクション
発売・販売:セガ
プラットフォーム:PlayStation 5/PlayStation 4/Xbox Series X|S/Xbox One
※ Xbox Series X|S/Xbox Oneはデジタル版、デジタルデラックスエディションの販売
発売日:2021年9月24日予定
価格:
 通常版・デジタル版:9119円
 デジタルデラックスエディション:1万3519円
プレイ人数:1人
CERO:D(17歳以上対象)

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