人気クリエイターのPCデスク環境をインタビュー
RTX 3090搭載の最強自作PC!? YouTubeチャンネル登録者数100万人越えの女性シンガー「春茶」のPC環境のこだわり
デバイスへの熱意がスゴイ
ここまでPCに関してお聞きしてきたが、続いてはPC周りのデスク環境についてお聞きしてみた。正直な話、今回インタビューして最も驚かされたのが、このデバイス周りの環境と言っていい。春茶さんの使用しているデバイス類は以下の通りだ。
使用デバイス一覧 | |
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ディスプレー | アイ・オー・データ機器「GigaCrysta KH2500V-ZX2」 ASUS「ROG SWIFT PG248Q」 LGエレクトロニクス「UltraGear 24GN650-B」 |
キーボード | SteelSeries「Apex PRO TKL」 ロジクール「PRO Xキーボード」 |
マウス | ロジクール「PRO X SUPERLIGHT」 ロジクール「G903 LIGHTSPEED」 |
マウスパッド | BenQ「ZOWIE G-SR」 LJL「LANE COLLECTION デスクマット」 |
チェア | noblechairs「HERO」ブラック noblechairs「ICON」プレミアムホワイト |
イヤフォン | SHURE「SE215」 |
マイク | NEUMANN「TLM102」 Blue Microphones「Yeti」ホワイトアウト |
キャプチャーボード | Elgato「HD60 S」 |
オーディオ インターフェース |
RME「Babyface Pro」 |
先のPCに関する話でも感じられたが、デバイスにもハイエンド志向が表れている。まず、マウスに関してはロジクールGブランドの製品を使用し、さらに、ロジクールのマウスを無線で充電できるワイヤレス充電システム「POWERPLAY」も使用しているなど、ゲーム環境にはかなり力が入っている。
春茶さん:マウスは普段、ロジクールGブランドの「PRO X SUPERLIGHT」を使っています。もともと、マウスは無線にしたいと思っていたのですが、ロジクールのPOWERPLAYを使うとケーブルでつないで充電する必要がないのが便利で、ロジクール製品を使っています。あと、POWERPLAYの上に敷いて使用しているBenQの「ZOWIE G-SR」というマウスパッドもオススメですね。すごくいい滑り具合で、止めたいところでピタッと止まってくれる感じがします。
キーボードについては、メインで使用しているのはSteelSeriesの「Apex 7 TKL」。ロジクールの「PRO Xキーボード」を所持しているが、こちらはあまり使わないとのこと。Apex 7 TKLの気に入っているポイントを聞いてみると、「ソフトウェアでキーごとに反応する深さ(アクチュエーションポイント)を変えられる点」という、玄人らしい理由が返ってきた。
※掲載時、チェアの製品名を誤って記載していました。訂正してお詫びいたします。(2021年10月8日 編集部追記)
春茶さんはFPSゲームもプレイするため、ゲーミングデバイスに関する熱意はかなりのものを感じる。ちなみに、ディスプレーもゲーミング向けの製品で、最もリフレッシュレートが高い製品は240Hzのものを使用している。もはやプロゲーマーに匹敵するクラスのガチ環境だ。
そしてもちろん、メインの活動である音楽に関するデバイスも抜かりはない。使用しているオーディオインターフェースは、RMEの「Babyface Pro」。スタジオ用を除く一般向けの製品ではハイエンドクラスに属する製品と言え、購入当時の値段では12万円くらいはしたとのこと。歌の収録は、もちろんスタジオで行なうこともあるが、家でできるものは家で収録することもあり、その場合は高価な製品を使わないと納得できる音を録るのは難しいのだという。
マイクについては、今はNEUMANNの「TLM102」を使用しているそうだが、聞くところによると、以前にはそれより高価な「U87Ai」を使用していたこともあったとのこと。なぜ今の製品に乗り換えたのだろうか?
春茶さん:今、自宅で収録する際に使用しているTLM102は、高音の抜け方が1番気持ちいいと感じたので使っています。一時期使っていたU87Aiは、30万円くらいする高価な製品なのですが、マイクは製品によってそれぞれ特性があって、男女差や音楽のジャンルはもちろん、個人差によって合う/合わないがあるので、わたしにはTLM102が合っていました。
デバイス選びのこだわりは「実際に試してみる」こと
ここまでお話を聞いて、かなりしっかりと製品を吟味して環境を整えているという印象を受けた筆者。そこで最後に、春茶さんにデバイス選びにおけるこだわりについて聞いてみた。
春茶さん:自分で使用するものはデバイスにしろ何にしろ、情報を調べていくつか製品を絞り込んだら、なるべく実際に見たり使ったりして試してみるのが重要だと思っています。わたしもマウスやキーボードといったデバイスは、家電量販店などで実際に触ってみてから選ぶようにしていますし、マイクもなるべく自分で試してみた感覚を大事にして選んでいます。
マイクをU87AiからTLM102に乗り換えた話から見ても、「実際に試してみて自分で感じた感覚」を重視しているのは感じられる。春茶さんのようなアーティストとしての活動は、個人の感覚に左右される部分が多いからこそ、スペックやネットの情報だけで判断せず、しっかりと自分の感性になじむものを用意する必要があるのだろう。
それはもちろんPCにも言えることで、パーツ構成はもちろん、ケースのデザインなどに関してもより自分に合うものを使いたい。そんな時、自作PCの自由度の高さが活きてくる。自分に最適なPC環境が欲しいと思っている人は、ぜひ自作PCに挑戦してみてはいかがだろうか。
なお、春茶さんのサブYouTubeチャンネルでは、本記事の公開に合わせて春茶さんのデスク周りを紹介する動画が公開されている。ぜひこちらもチェックしてみてほしい。
(提供:テックウインド)
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