10月7日に発売を迎えるオープンワールドFPSの最新作

注目のFPS「ファークライ6」を最速プレイ！ 大規模マップや戦略性に富んだ銃撃戦、ゲリラ革命を描くストーリーに圧倒された

サバイバルの秘訣は武器・衣装にあり！

　特筆すべきは、ファークライ6は武器・衣装の性能が重要視されていることだろう。本作は「ランク」の概念が導入されており、タスクをクリアすることでランクがアップしていき、強い武器・衣装が使えるようになるといった具合だ。難易度の指標にもなるため、こまめにランクを上げておいた方がよいだろう。

武器と衣装の性能が攻略のカギを握る。ランクをどんどん上げて強い武器・衣装を手に入れよう

　さらに武器のカスタマイズ要素もあり、サイトやマガジンなどのアタッチメントはもちろん、さまざまな性能を持つ銃弾の切り替えも可能だ。マップの至るところに「作業台」が設けてあり、ミッションに挑む前に作業台で武器をカスタマイズするといったプレイが必須になるかもしれない。

レンチのマークが表示されている台が、武器・衣装をカスタマイズできる「作業台」だ。これはマップの至るところに点在し、ミッションに挑む前にここで下準備が可能

武器を適宜カスタマイズすることも大事だ。敵の弱点となる銃弾に切り替えたり、プレイスタイルに合わせたアタッチメントを装備するなど、アレンジの自由度は高めだ

　本作からの新要素として、「リゾルバー武器」と「スプレーモ」と呼ばれる新武器が登場。前者は有限性、後者はチャージ性という違いがあれど、双方ともに通常武器よりも強力な性能を発揮する。リゾルバー武器は火炎放射器やボウガンなど、遊び心とカオスが入り混じったものが多い。弾は有限であるものの、複数の敵を一網打尽にするうえで役立つと感じた。

通常武器よりも火力が高い特殊武器の1つ「リゾルバー武器」。こちらは序盤で入手できる「トスタドール」と呼ばれる火炎放射器だ

リゾルバー武器のラインアップは豊富。かなり魅力的なので、どの武器で大暴れしようか悩んでしまいそうだ

　個人的に驚いたのはスプレーモ。これは背中に装着することで使える特殊武器で、チャージがたまったら攻撃できるというものだ。序盤で入手したスプレーモは、複数の敵めがけてミサイルをお見舞いするというもので、ピンチに陥った際に使うといいかもしれない。

　ミサイルランチャータイプのスプレーモだけでなく、EMPを発動して敵の動きを止めるスプレーモも確認できた。困ったときに役立つ必殺技といった印象で、ビジュアルも性能もインパクト大だ。よくこんな武器思いついたな……と感心してしまった。

もう1つの特殊武器「スプレーモ」。最初はなんじゃこりゃと思ったが、これがかなり強力で……

戦車を破壊できるほどの威力を見せつけるスプレーモ

　プレビューでものすごく気になった点は、敵兵士に特性が付与されていること。重装備の敵兵士や仲間を蘇生できる敵兵士などが登場するため、闇雲に突っ込めばいいという考え方は一度改めた方がよさそうだ。今回の敵は従来作よりも賢く立ち回るため、油断はできない。いつもの調子で挑んだら何度も返り討ちに遭い、「これ序盤だよな？」と疑ってしまった。

闇雲に突っ込んだら、うっかり戦車にぶつかってしまいゲームオーバー

　敵陣に突っ込む前に、まずは敵の動きと特性を観察してから、作業台でボディーアーマーとヘルメットを貫通させる「徹甲弾」に切り替える、耐性持ちの衣装に着替えるといった下準備が必要になる。武器・衣装もそうだが、本作は従来以上の慎重さと戦略的な立ち回りが求められているような気がした。

敵陣に乗り込む前に、高い場所からじっくり観察。敵の人数をはじめ、装備、弱点をチェック

敵のステータスを観察後、攻略に適した衣装に着替える

アタッチメントを変更し、戦いやすい武器にカスタマイズ