現行ノートPCとしてはトップクラスの性能を薄型・軽量ボディに搭載
i9-11900HとRTX 3080、さらに4K液晶パネルなのに熱処理万全で薄いという最強ゲーミングノートPC「GS66 Stealth 11U」登場
アプリケーション性能やゲーミング性能も見ておこう。まずPCMark 10 Extendedでは、Overallが8883。Essentialsが9880、Productivityが10051、Digital Content Creationが9871、Gamingが17165だった。Essentials(ホーム)、Productivity(ビジネス)、Digital Content Creation(クリエイティブ)ともほぼ1万点と、GS66 Stealth 11Uが万能型のハイエンドノートPCであることを示している。
3DMarkはFire Strikeが20346、4KのFire Strike Ultraは6173、DirectX 12のTime Spyが9020、その4KであるTime Spy Extremeは4387だった。Fire Strikeで2万点台に乗せたのは大きなトピックかもしれない。同じGeForce RTX 3080 Laptop GPUでもCore i9-10980HKの時は19911だった。リアルタイムレイトレーシングのPort Royalは5610だ。
実ゲームベンチマークのFINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマークでは、フルHDの高品質設定で9155(とても快適判定)、WQHD(2560×1440ドット)では同設定で6990(快適)、4Kに関してはひとつ画質を落とした標準品質で4797(やや快適)、もっとも画質を落とした軽量設定で6634(快適)だった。
同様にやや重いタイトルのWatch Dogs: Legionでは、フルHD&画質(最大設定)で68fps(低位1%は52fps)、この設定でレイトレーシング(中&DLSS:高性能)を加えて65fps(低位%は51fps)。
なお、軽量なeスポーツタイトルであるTom Clancy's Rainbow Six Siegeは、4K&最高画質設定で135fpsだった。
クリエイティブワークに必要な性能と機能、そして働く場所を選ばないデザイン
GS66 Stealth 11Uはベンチマーク結果のとおり現行ノートPCとしてはトップクラスの性能を薄型・軽量ボディに搭載している。その上でどこでも使えるデザイン性を兼ね備えている。メインはゲームであるとしても、クリエイティブ用途でも通じるスペックだ。フラグシップだけに安くはないがワークステーションGPUを搭載するプロダクション向けモデルと比べた際には価格メリットもある。
クリエイティブワークにはデスクトップPCのほうが適していると考えられる方が多数派かもしれないが、リモートワークが推奨される現在のような状況では持ち運びができるノートPCのほうが自宅では省スペース、出社の際には作業中のデータをそのまま持ち運べるといったメリットが大きいと言えるかもしれない。GS66 Stealth 11Uはこうした用途にもうってつけの製品と言えるだろう。
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