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省エネで環境保全を推進

甲子園球場が全照明をLED化へ、縦じま模様も表示可能

2021年07月06日 18時20分更新

阪神甲子園球場が2021年度にスタジアム照明をLED化

 パナソニックは7月6日、阪神電気鉄道が運営する阪神甲子園球場のスタジアム照明に、投光器などのLED照明器具計756台を2021年シーズンオフに導入すると発表した。

 今回のLED化は、阪神甲子園球場における「環境保全の推進」の取り組みの一環。既存のHID照明器具をLED照明器具に置き換えることで、スタジアム照明によるCO2排出量をおよそ60%抑制できる見込み。

 本計画では、甲子園球場の伝統的な情景を守りながら、新たな照明演出を可能にする照明器具を導入する。照明鉄塔は、光色が異なるメタルハライドランプと高圧ナトリウムランプを組み合わせた伝統的な照明「カクテル光線」を特注LED照明器具で再現し、甲子園球場のナイターにおける温かみのある情景を踏襲した照明設計を採用。工事期間は11月~2022年2月下旬を予定している。

 また、ステージ照明などで用いられる通信規格であるDMXによる制御が可能な調光システムを導入することで、照明のスムーズな調光や瞬時点滅、照明による文字・図柄の描写などが可能で、スタジアム内のメインビジョンや音響と連動したダイナミックな空間演出が可能となる。さらに、高い演色性により、4K・8Kのテレビ放送規格にも対応する。

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