シンプルで使いやすく
パフォーマンスも及第点
初期搭載OSはAndroid 10。モトローラのスマホは、純正のAndroidに近いホームアプリを搭載し、メーカー独自のカスタマイズやプリインアプリが少ないことも利点。このmoto e7は、従来モデルにも増してAndroidスマホとしての純度が高く、モトローラの独自機能をまとめた「Moto」アプリも見当たりません。しかし、本体を2回ひねってカメラを起動したり、2回振ってライトを点灯させたりできる機能は健在です。
プロセッサーは、多くのAndroidスマホが採用するクアルコムのSnapdragonではなく、MediaTek製の「Helio G25」を採用しています。エントリークラスのゲーミング向けプロセッサーで、最大2.0GHzのオクタコア。メモリーは4GBで、内蔵ストレージは64GBという構成です。
筆者が普段使っているベンチマークアプリはインストールできなかったので、ほかのスマホと処理速度を数値で比較することはできなかったのですが、エントリーモデルにしてはタッチ反応は良い印象。アプリの起動や切り替えもスムーズに行え、ゲームを楽しむにも支障はなさそうです。筆者は、カーレーシングゲーム、テニスゲーム、パズルなどを試しましたが、反応が遅れたり、画面がカクカクすることなく、スムーズにプレイできました。
バッテリーは4000mAhで、ヘビーユーザーでなければ1日は余裕で持ちそうです。ただし、メモリーやカメラのスペックは若干落ちるものの、5000mAhのバッテリーを搭載した「moto e7 power」も発売されています。電池持ちを最重視する人は、そのモデルも選択肢に加えて検討すべきでしょう。
デュアルカメラは期待した以上にキレイに撮れた
アウトカメラは、メイン(4800万画素/F1.7)+マクロ(200万画素/F2.4)という構成。メインカメラは4つの画素を1つに結合して、効率よく光を取り込む「クアッドピクセルテクノロジー」を採用しています。つまり、撮影した画像サイズは1200万画素になります。
画質は、やや色が濃いめに出る印象はありますが、鮮やかさやメリハリを好む人は満足できそうです。「夜景モード」もあり、手持ちでもブレを抑えた写真が撮れます。さほど明るくは写りませんが、逆に、ナチュラルな暗さを生かした写真が撮れるとも言えます。
「マクロモード」を選択すると、被写体にかなり近づいて撮影できますが、ピント合わせはやや難しく感じました。また、200万画素なので、画質もやや粗くなります。むしろ、4800万画素カメラでデジタルズームを使って撮影したほうが、きれいに撮れるように思いました。
インカメラは500万画素でF値2.2。顔の肌を補正する機能も備え、補正の度合いは手動で調整できます。
【まとめ】コスパを最重視するライトユーザーにオススメ
moto e7は、エントリークラスにしては、快適に操作でき、画面も大きめで見やすく、カメラもそこそこの画質で撮れます。多くの機能を必要としないライトユーザーなら十分満足できそうです。用途を絞ったサブ端末としても活躍してくれるはず。コスパを最重視したい人におすすめします。
moto e7 | moto e7 power | |
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ディスプレー | 6.5型液晶(20:9) | |
画面解像度 | 720×1600 | |
サイズ | 約75.73×164.93×8.89mm | 約75.86×165.06×9.2mm |
重量 | 約180g | 約200g |
CPU | Mediatek Helio G25 | |
内蔵メモリー | 4GB | 2GB |
内蔵ストレージ | 64GB | 32GB |
外部ストレージ | microSDXC(最大512GB) | |
OS | Android 10 | |
対応バンド | LTE:1/2/3/5/7/8/18/19/20/26/28/38/40/41 W-CDMA:1/2/5/8 4バンドGSM |
|
DSDV | ○(4G+4G) | |
対応ネットワーク | ドコモ/au/SB | |
無線LAN | IEEE802.11n(2.4GHz対応) | |
カメラ画素数 | 48メガ(標準) +2メガ(マクロ) イン:5メガ |
13メガ(標準) +2メガ(マクロ) イン:5メガ |
バッテリー容量 | 4000mAh | 5000mAh |
FeliCa/NFC | ×/× | |
生体認証 | ○(指紋) | |
SIM | nanoSIM×2 | |
USB端子 | Type-C | |
イヤホン | ○ | |
カラバリ | ミネラルグレイ、サテンコーラル | タヒチブルー、コーラルレッド |
価格(税込) | 1万8800円 | 1万6800円 |
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