3DCG制作、VRコンテンツ制作、映像制作系のベンチマークも優秀
ゲームはもちろんクリエイティブ/コンテンツ制作用途にも!「究極」ノートPCの名を冠したMSI「GP66 Leopard 10U」
圧倒的なゲーミング性能は重量級もeスポーツもジャンル問わず
GP66 Leopard 10Uが実際にどのくらいの性能で、どのようなタイトルをどのくらいのフレームレートでプレイ可能なのかをベンチマークで調べてみよう。なお、冒頭でも記載したが今回お借りしたサンプルは下位モデルのGP66-10UG-096JPだ。CPUが6コア12スレッドのCore i7-10750Hなので、上位モデルGP66-10UG-042JPではこれが8コア16スレッドに増えることでCPU性能が引き上げられ、それがGPU性能を引き出す形で3Dベンチマークのスコアも向上することが見込まれる点に注意していただきたい。ではベンチマーク結果を見ていこう。
まずPCMark 10のスコアが示すとおり、ホーム、ビジネス、コンテンツ制作、さまざまな用途でGP66 Leopard 10Uは高いパフォーマンスを実現している。ゲーミングノートPCは、ゲームを快適に楽しめる点は当然だが、そのパフォーマンスはホーム/ビジネスを問わず活用できる。それを所有するということは、ビジネスの生産性を高めたり、新しいコンテンツを切り開いたりすることができる可能性を秘めていると言えるだろう。
また、CPUやGPUの個別の性能でも、CINEBENCH R23、3DMarkの示すとおりだ。CINEBENCH R23では、マルチコア側は6コア12スレッド相当のスコアだ。一方、シングルコア側は1000ポイントを上回るスコアを示している。まだ日常のさまざまな用途でシングルスレッド性能が求められるシーンが多い。この点でこの高スコアは快適さを表わしていると言えるだろう。3DMarkはパネルスペックに合わせてフルHDテスト中心に計測しているが、代表的なFire Strikeでは20000ポイントを超えており、より処理が重いDirectX 12テストのTime Spyも10000ポイントに迫るスコアだ。また、レイトレーシングテストのPort Royalも6000ポイント台である。
ゲームテストは重量級タイトルとしてユービーアイソフト「ASSASSINS CREED VALHALLA」、「WATCH DOGS LEGION」、スクエア・エニックスの「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク」、eスポーツタイトルとしてEpic Gamesの「Fortnite」、ユービーアイソフト「Tom Clancy's Rainbow Six Siege」、ライアットゲームズ「VALORANT」をテストした。
まず60fps超が求められる重量級タイトルで見ると、ASSASSINS CREED VALHALLAはグラフィック品質「最高」で平均73fps。GP66-10UG-096JPは最高画質プレイも快適だ。WATCH DOGS LEGIONも画質プリセット「最高」で平均74fps。同タイトルではリアルタイムレイトレーシングやDLSSも設定でき、「最高」プリセットをベースにレイトレーシングを「中」、DLSSを「高性能」とした場合でも平均70fpsを示した。FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマークも、高品質設定で9697ポイント、「快適」評価を上回る「とても快適」を得ていた。
続いて100fps超を求めるeスポーツタイトル。FortniteはDirectX 11で画質プリセットを最高とした際で134.73fps(OCATで1分間の平均フレームレートを取得)だ。また、フレームレートよりも画質を求めるならばリアルタイムレイトレーシングON時で80.52fpsが得られている。Tom Clancy's Rainbow Six Siegeも画質プリセット「最高」時で245fps(DirectX 11時)または271fps(Vulcan時)。最低fpsも200fps超で、プレイを通して常時144Hzパネルの性能を体感することが可能だ。VALORANTも、同様にすべてのオプションを高、ON、FXAA、16xANとした状態で250.07fpsを記録しており、Tom Clancy's Rainbow Six Siege同様に最高画質と高リフレッシュレートを両立できる。
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