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240Hz駆動で動画・ゲームも得意な「AQUOS zero5G basic」は全方位に使いやすくなった

2021年02月03日 12時00分更新

カメラは光学3倍ズームの望遠レンズを搭載

 アウトカメラは、標準(約4800万画素、F1.8)+広角(約1310万画素、F2.4)+望遠(約800万画素、F2.4)のトリプルレンズ。125度の超広角撮影や光学ズーム3倍(デジタルズームは8倍)を使った撮影が可能。同じ風景でも広角や望遠を切り替えながら表情のちがった撮影を楽しめるのは魅力です。

 撮った感想としては、実際の色合いをそのまま表現できているように思います。以下の作例をご覧ください。

標準で撮影

広角で撮影

ズームは目盛りを動かして調節(最大24倍)

明るく撮れている

 一方で、夜景撮影やポートレート撮影はやや物足りない……といった印象。夜景は、仕上がり自体は悪くないものの、もう少し鮮やかさがほしいところ。ポートレートはぼかしの強さを調節できますが、被写体と背景を区別する精度にやや不安が残ります。

鮮やかさが足りないか

人物で試すことができなかったため実力は未知数

 動画撮影では、撮影中にAIがシャッターチャンスを判断して写真を自動で撮ってくれる「AIライブシャッター」や、AIがエフェクトやBGMが付いた短い動画を作成する「AIライブストーリー」機能を利用できます。

動画撮影中に自動で写真を撮るAIライブシャッター。上部に撮影した写真が表示される

 インカメラは、約1630万画素(F2.0)。顔の補整や背景ぼかしといった機能を使って撮影できます。

美肌効果などを適用できる

電池容量は4050mAh
auとソフトバンクでメモリーとストレージに差が

 OSはAndroid 10、CPUはクアルコムのSnapdragon 765Gを採用。最近はこのCPUを採用するミドルレンジのスマホが多いのですが、AQUOS zero5G basicもその流れに乗ったかたち。「G」と付いているのは、ゲーミング性能が強化されていることを示します。高速駆動のディスプレーとあわせて、ゲームプレイをより楽しめるでしょう。普段の操作でも、動作が遅くなったりアプリ起動がもたついたりすることはなく、快適に使えました。

 メモリーとストレージに関しては、auとソフトバンクでスペックが異なるので要注意。au版は8GB/128GBなのに対し、ソフトバンク版は6GB/64GBという構成です。

 バッテリーは4050mAh。数日は難しくとも、1~1日半ほどは安心して使える電池持ちです(特にハイエンドを求めない人なら)。また、スクロールオートやClip NowなどのAQUOS独自の便利機能を搭載。このあたりはAQUOSユーザーにはおなじみですね。

AQUOSおなじみの便利機能の数々

 そのほか、指紋/顔による生体認証に対応。指紋センサーはディスプレーに搭載します。とりわけ顔認証はすばやくロック解除できます。おサイフケータイ、NFCにも対応。IPX5/8の防水、IP6Xの防塵性能を備えます。

【まとめ】5Gで楽しむのはやっぱり動画・ゲーム
「はじめての5Gスマホ」の選択肢の1つ

 AQUOS zero5G basicは、5Gスマホとして動画やゲームを楽しむための性能をしっかり備えたモデルであると感じます。ディスプレーは色の表現力に優れ、高速駆動によるタッチ反応の良さも魅力。「見る」「遊ぶ」という点で高い実力を持ったディスプレーであると思います。

 個人的にはやはり、zeroシリーズの特徴だった「軽さ」を突き詰めてほしかった……。今後もzeroシリーズが登場するのであれば、軽量ボディーの5Gスマホを期待したいところです。

 au・ソフトバンクともに6万円台と、キャリアが扱う5Gスマホとしては手頃な価格です。はじめての5Gスマホとしても、有力な選択肢になるのではないでしょうか。

シャープ「AQUOS zero5G basic」の主なスペック
ディスプレー 6.4型有機EL(19.5:9)
画面解像度 1080×2360
サイズ 約75×161×9mm
重量 約182g
CPU Snapdragon 765 5G
2.3GHz+1.7GHz
(オクタコア)
内蔵メモリー 6/8GB
内蔵ストレージ 64/128GB
OS Android 10
無線LAN IEEE802.11ac
カメラ アウト:約4800万画素
+約1310万画素(超広角)
+約800万画素(光学3倍)
/イン:約1630万画素
バッテリー容量 4050mAh
FeliCa/NFC ○/○
防水/防塵 ○/○(IPX5,8/IP6X)
生体認証 ○(画面内指紋、顔)
カラバリ ブラック、ホワイト、ブルー
 

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