追加マップやトレイト、新たな敵も登場
「被検体2923」で訪れるマップはほぼ新規マップになっており、各地には新たな敵や謎解きが配置されている。もちろん事前に作成したキャラクターであれば、それまでの武器や防具、トレイトランクなどはすべて引き継ぎが可能だ。
すでに述べた通り、キャラクター未強化の状態でも挑戦は可能なものの、DLCコンテンツ内の探索では武器などの入手機会がかなり限られるため、多少でも本編をプレイしているほうが楽になることは間違いない。エリアを探索して敵を倒しつつ、奥地にいるボスを倒し、さらに先のエリアへと進んでいく基本的なゲームの進行方法は本編と同じだ。ただし、ボスの代わりに謎解きのような要素が用意されているエリアがあるため、そのあたりは注意が必要だろう。
攻略にあたっては、序盤のWard Primeの探索過程から新たな敵が登場する。特定部位への攻撃をすべてブロックするルート、通常時にはまったく攻撃が通らない代わりにこちらを攻撃してこない謎のルート(?)など、本編にはなかったユニークな存在が追加されている。本作に慣れているユーザーほど、新鮮な驚きがあるはずだ。当然ながら、中ボスやボスも多くは新規の敵だ。
とりわけ、雪に覆われた雪原地帯である完全新規エリア「レイサム」では、独特の敵が多く用意されており、本編プレイ済みのユーザーを飽きさせないようになっている。敵に合わせ、新たな状態異常「フロストバイト」なども実装されているため、うまく立ち回る必要があるだろう。
本作の醍醐味とも言えるキャラクター強化面に関しては、冒険によって新たなトレイトや装備、MODを各地で入手できる。トレイトは取得するだけでもメリットがある有用な強化要素だが、追加コンテンツでは属性ダメージを増加させる「叡智」、溜め近接攻撃のダメージを増加させる「ハードチャージャー」などが新規に登場したため、より多彩なキャラクタービルドが可能になったと言える。新武器や武器MODについても、ボス素材から新たなものを作成可能だ。目玉である新エリアが雪マップになっている都合もあり、氷にまつわる効果が多いのが1つの特徴だろう。
全体としては有料DLCだけあって、相応のボリュームがあるコンテンツに仕上がっている印象だ。何をおいても、“クリア後の物語が追加される”というストーリーに深く関わる内容がメインであるため、本作を十二分に楽しみたいのであればプレイをおすすめしたいところ。基本的には既に一通りプレイしたユーザー向けのDLCなので、継続して本作を楽しんでいるプレイヤーはもちろん、一度クリアしてゲームから離れてしまった人にもおすすめできる。
(提供:DMM GAMES)
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