ストーリーを読み解くカギ
「ヒストリーブック」も集めやすく
「巨神と誓女 R」では明確にメインストーリーが示されているわけではないが、全く物語性が無いこともなく、「巨神の謳」と誓女の「想い出す」でゲームの背景を形作っている物語を断片的に知ることができる。
誓女の「想い出す」はリングコマンドの中の項目で、対応する巨神との戦闘時に稀に発動するユニークスキルのようなものだ。誓女によって攻撃力が上がったり味方にバフをかけたりする。また、この「想い出す」の発動は、「ヒストリーブック」で誓女のセリフを集めるための方法の1つになっている。全てのセリフが記録されると誓女の本名が表示され、イラストを閲覧できるようになるが、これがなかなかに暗い内容っぽく、セリフを見ているだけでも訳ありな感じが伝わってくる。
サービス開始直後は「想い出す」が使用可能になっても、手動でリングコマンドを選択して実行させる必要があり、なにもしないと「想い出す」は発動しなかったが、最近のアップデートによって、使用可能になった場合オートで実行する設定が可能になった。
また、誓女の「想い出す」に対して、倒すべき巨神の背景を知ることができるのが「巨神の謳」だ。こちらも誓女同様、ヒストリーブックに記録される。巨神側は戦っていれば勝手にうたってくれるので、戦闘数さえこなせば巨神のヒストリーブックは埋まっていくのだが、謳の数は誓女よりも格段に多く、それなりの数をこなさなければ開放されない。ただ、巨神のヒストリーブックは長い物語になっていて読み応えがあり、なぜ巨神になってしまったのかが垣間見えるのでぜひ読んでほしい。なお、誓女のヒストリーブックは、対応する巨人の「巨神の謳」が流れたときにも入手できる。
主に自動化のための整備が進み、ヒストリーブックを完成させやすくなるよう変更が行なわれているので、初期よりも遊びやすくなっている。サービス開始直後はかなりの周回ゲーだと思ったが、周回の手間がかかりお世辞にも遊びやすいとは言えず、人を選ぶゲームという印象だった。しかし僅かな修正が加えられたことにより、雰囲気は好きだが周回が辛いと感じた人でも手軽に楽しめるようになった。大きな変更点は自動周回と「想い出す」の自動化だが、この2つだけで確実に遊びやすくなっているだろう。
ちなみに、「巨神の謳」は低いレベルの巨神が相手でも問題なく集められ、誓女の「想い出す」もレベルに関係なく発動できるようなので、パーティーの強化などをしなくても数をこなせばヒストリーブックを開放できる。強化することで誓女の性能を上げて、レベルの高い巨神を倒すのもゲームの楽しみの1つだが、巨神と誓女のヒストリーブックを見るのが目的なら、のんびりとプレイしてそれぞれのヒストリーブックを完成させ、物語を見たり考察したりするのもまたこのゲームの楽しみ方といえるだろう。
まだ全ての巨神と誓女のヒストリーブックを見たわけではないが、どの巨神のヒストリーブックも読み応えがあり、誓女のヒストリーブックは誓女同士や誓女と巨神の繋がりを垣間見ることができる。考察できる物語が好きな人は、是非とも遊んでみてほしい。へたにメインストーリーを壮大に広げたゲームよりも格段に楽しめる内容になっている。
おまけ:お気に入りLOVEシーンの紹介
ではお待ちかねのR18版ならではのイベント紹介だ。「巨神と誓女 R」ではレアリティーに関係なく、誓女全てに2つのエロいイベント「LOVEシーン」が用意されている。イベントの開放は愛情度を上げることで開放され、50%と100%の2つがあるが、愛情度を上げるアイテムの入手性は正直あまり高くない。ログインボーナスや庭園の釣りや採掘、採集で集めるほか、イベントでの入手やジュエルでの交換などがある。
その中でもイベントでの入手性が比較的高く感じたので、イベントには力を入れて挑みたいところだ。愛情度を上げるとLOVEシーンが見られるだけでなく、ステータスの上昇やグリフ装着の最大コストが増えるので、戦うキャラは優先して上げておきたいところ。LOVEシーンはフルボイス・アニメーションになっており見ごたえがある。今回はお気に入りのキャラを何人か紹介しよう。
●アイノ
●アリア
●ピノ
(提供:FANZA GAMES)
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