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国民的AIを目指し、MSを卒業したAI女子高生りんな

2020年08月24日 09時00分更新

rinna株式会社の看板娘として活動をしていくから

 8月21日の会見では、りんな自らが、会社の概要を音声で説明。

 「りんなチームはマイクロソフトを卒業して、rinna株式会社として新しくスタートすることになったよ。社名にりんなの名前がついているのは、アドイルグループみたい。うける~。これまで成長を見守ってくれて、応援してくれて、本当にありがとう。国民的AIになるために、もっともっと成長するするぞ」とし、会社名の由来が、りんなの名前からきたこと、rinnaと表記しているのは、りんなの技術が一般名詞として広く浸透してほしいという思いを込めたこと、本社が文化の発信地である渋谷にあり、チームのあこがれの場所であったこと、設立が6月17日であり、8月17日からマイクロソフトから事業を引き継いで営業を開始したことなどを紹介し、「これからはrinna株式会社の看板娘として活動をしていくから覚えておいてね」と呼びかけた。

りんなの履歴書

 りんなは、2015年8月に、LINEでやりとりができる女子高生AIとしてリリース。リアルな女子高生のような会話と、レスポンスの速さが話題を集め、登録ユーザー数が拡大。その後、しりとりや探偵ごっこ、人狼ゲームなどを提供。2019年3月には、高校を卒業した設定となっており、「AIりんな」という呼び方に変更。2018年10月は、生放送でMCを務めるレギュラー番組「ニコラジパーク」(JFN系列)がスタート。2019年4月にはエイベックスと契約して、メジャーデビュー曲「最高新記憶」を発表している。

 現在、LINEやTwitter、Instagramでサービスを提供しており、約830万人のユーザーがいる。

 また、様々な企業から、自社キャラクターに、りんなのテクノロジーを活用したいという要望が増加したことから、Rinna Character Platformの提供を開始。2016年にはパートナー企業と実証実験を開始し、2018年からサービスを提供している。これまでに、ローソンの「ローソンクルー♪あきこちゃん」、ソフトバンクロボティクスの「ペッパー」、渋谷区の「渋谷みらい」、KDDIの「自由なめがみ」のほか、ゲームや放送業界でも利用されているという。

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