かんたんかつ便利な画像編集機能も搭載
もう1つ、便利なのが画像編集機能。操作するところを囲んだり、矢印を入れたり、大きくテキストを載せたりするとわかりやすくなる。画像編集ソフトで作業することも可能だが、アプリを行ったり来たりするのは手間がかかる。それが、マニュアルの作成画面から、画像の編集モードに入るだけで作業できるのだ。
編集機能はシンプルだが、その分わかりやすく迷わず利用できる。編集内容は別で記録されているので、何度でも再編集できるのもありがたい。これは、神機能だ。
チームのユーザーは自由にマニュアルを参照し、お気に入りに登録したり、ピン留めしたりできる。もし気になることがあれば、コメントを残すことも可能だ。みんなの意見を取り入れてブラッシュアップし、完成度を高めていこう。
社外に外部公開したいレシピは、リンクボタンから外部公開できる。社内だけでなく、広く共有したい内容であれば、外部公開の設定から「ONにする」をクリックしよう。なお、外部公開設定ができるのは、レシピの作成者に限定される。チームのメンバーが勝手に公開したりはできないので、安心だ。
堀辺氏が語る今後の展望
現在、「toaster team」は30名から2000名規模の企業に採用されており、法律や法令の改定の頻度で運用を変えていく会計事務所や税理士事務所などの士業が多いのが特徴だという。
最後に、今後の展望を伺った。
「コロナウイルスの影響で世界的な規模で社会構造や価値観が一変しました。今までの経営や組織・チーム運用のありかたを変えざるを得ない現実に直面しています。たとえば、テレワークのような働き方の活用は避けて通れません。チームの仲間と離れていても同じミッションと同じビジョンのもと、各々が目標をもって活躍する必要があります。toaster teamもそのためのツールとして機能を拡充していく予定です」と堀辺氏は語ってくれた。
社内ナレッジの活用に課題を感じている企業があれば、まずは無料プランを試してみることをお勧めする。
筆者紹介─柳谷智宣
1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。パソコンやIT関連の媒体で、特集や連載、単行本を多数手がける。PC歴は四半世紀を超え、デビューはX1C(シャープ)から。メインPCは自作、スマホはiPhone+Xperia、ノートはSurface Pro3とMacbook Air。著書に「銀座のバーがウイスキーを70円で売れるワケ」(日経BP社)、「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)など。筋金入りのバーホッパーで夜ごとバーをハシゴしている。好きが高じて、「原価BAR」を共同経営。現在、五反田・赤坂見附・銀座で営業中。
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