4万円弱で5G対応の「HUAWEI P40 lite 5G」は価格以上の性能で高コスパな1台!
性能は申し分なしだが Googleアプリはブラウザ経由
OSはAndroid 10をベースにしたファーウェイ独自のEMUI 10.1。CPUはミドルハイ相当のHUAWEI Kirin 820を搭載しています。メモリーは6GB、内蔵ストレージは128GBです。また、名前のとおり5Gに対応する点が大きな魅力(現時点では5Gを体験できるところは少ないですが)。5Gと4GのDSDVに対応します。動作は非常に快適で、本体が熱くなることはありませんでした。バッテリーは4000mAhを搭載。減りが遅いという感じはしませんが、これだけあれば電池切れになる心配はないでしょうし、万が一のときは2種類の省電力モードを使えば安心です。
ファーウェイのスマホを使ううえで気になるのは、やはりGoogle純正アプリが使えないこと。ただし、完全に使えないわけではなく、ブラウザーからGoogleアカウントにログインして各サービスを使うことはできます。
アプリストアの「HUAWEI AppGallery」も品ぞろえが拡充されつつありLINEやメルカリなどをインストールできますが、NetflixやSpotify、PayPayなどは配信されていません。ブラウザーから利用する手もありますが、使い慣れたアプリ版とは仕様が異なるため、メインとして使いこなすには手間がかかりそうです。
その他、防水防塵、ワンセグ/フルセグ、おサイフケータイに非対応(NFCには対応)。指紋認証に加えて顔認証も利用可能で、認証スピードは速く、暗い場所でも認識します。
【まとめ】アプリ面で不便は感じるが
価格以上のハイスペックぶりが光る
最新のラインアップでは「HUAWEI P40 Pro」と「HUAWEI P40 lite E」のあいだに位置するミドルハイモデルではありますが、4万円という価格に見合わない高水準の性能を備えています。プロセッサもミドルハイ相当のスペックでメモリも6GBあり、動作は快適。クアッドカメラは夜景もマクロもおまかせといった感じで(ポートレートはうまくいきませんでしたが……)、シーンを選ばず撮れる魅力的な性能であると思います。何より、5G対応という大きな特徴があります。これから続々と提供されるであろう5Gコンテンツをいまの段階から楽しめるのはメリットです。
とはいえ、やはりGoogleアプリが使えないのは悩ましいところ。Gmailをメインアプリとして使っていたり(標準搭載のメールアプリで連携できるものの)、会社全体でGoogle カレンダーやスプレッドシートを共有して使っていたりする人も多いはず。ブラウザから利用できますが、他の機器との連携を考えれば不便と感じる場面が多々ありそうです。
繰り返しになりますが、端末としては非常に魅力的な性能を持った、コスパに優れる1台だと思います。コスパ重視でスマホ購入を検討している人は、ハイエンドの「HUAWEI P40 Pro」、さらにハイコスパの「HUAWEI P40 lite E」とあわせて、検討してみてはいかがでしょうか。
ファーウェイ「HUAWEI P40 lite 5G」の主なスペック | |
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ディスプレー | 約6.5型液晶(20:9) |
画面解像度 | 2400×1080ドット |
サイズ | 約75×162.3×8.58mm |
重量 | 約189g |
CPU | HUAWEI Kirin 820 2.36GHz×1+2.22GHz×3 +1.84GHz×4(オクタコア) |
内蔵メモリー | 6GB |
内蔵ストレージ | 128GB |
外部ストレージ | ○(NMカード) |
OS | Android 10(EMUI 10.1) |
対応バンド | 5G NR:n1/n3/n28(TX:703-733MHz、RX:758-788MHz) /n38/n41/n77/n78/n79 LTE:1/2/3/4/5/6/7/8/12/17 /18/19/20/26/28/66/34/38/39/40/41 W-CDMA:1/2/4/5/6/8/19 4バンドGSM |
DSDS | ○(5G+4G DSDV) |
無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
カメラ | アウト:約6400万画素(広角、F1.8) +約800万画素(超広角、F2.4) +約200万画素(マクロ、F2.4) +約200万画素(被写界深度) /イン:約1600万画素 |
バッテリー容量 | 4000mAh(最大40W急速充電対応) |
生体認証 | ○(指紋、顔) |
SIM形状 | nanoSIM×2 |
USB端子 | Type-C |
カラバリ | スペースシルバー、クラッシュグリーン、ミッドナイトブラック |
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