週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

iPad Pro+Magic Keyboard、重さと充電の減りが課題

2020年04月22日 16時00分更新

●解決すべき問題もいくつか発生している

 Magic Keyboardは、iPad Proをノートパソコンに遜色ないインターフェイスで固めることができるアクセサリとして、非常に意欲的な製品だと感じました。iPadに対して、「PCのように使えない」「マウスがない」といったユーザーの「活用しない理由」を、1つ、また1つと、ソフトウェア、ハードウェアの両面から解決し、外堀を埋めてます。その視点から見ても、Magic Keyboardは大きな意味を持つアクセサリ、というわけです。

 ただし、じゃあ筆者はSmart Keyboard Folioを全く使わなくなるか? と言われると、おそらく答えはNoです。当面併用していくことになるのではないかと考えています。

 その理由は、重量に加えて、iPadで最も重視していた性能であるバッテリー持続性です。極上のタイピング体験と引き換えに、Magic Keyboard接続時のiPad Proは、バッテリー持続時間が3〜5割の幅で短くなってしまうようでした。iPadはLTE通信をしていたとしても、充電器を持たず1日使い続けられるスタミナが重宝していました。Wi-Fiスポットも電源も、iPadなら探さなくて良くなるのです。

 しかしMagic Keyboard装着時だと、夕方の仕事までバッテリーが持つか、あやしくなってきます。その点、Smart Keyboard Folioはバッテリー消費の問題がないため、取材や出先での原稿など、長丁場になりそうな場合に残しておくかもしれません。

 とはいえ、現状家にこもる生活が続いているため、Mac、iPad Proと、快適なMagic Keyboardで満たされる生活に浸っているのです。

筆者紹介――松村太郎

 1980年生まれ。ジャーナリスト・著者。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。またビジネス・ブレークスルー大学で教鞭を執る。モバイル・ソーシャルのテクノロジーとライフスタイルについて取材活動をする傍ら、キャスタリア株式会社で、「ソーシャルラーニング」のプラットフォーム開発を行なっている。

公式ブログ TAROSITE.NET
Twitterアカウント @taromatsumura

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事