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折りたたみスマホもタブレットも5G! ファーウェイ発表会で見せた5Gの未来

2020年02月26日 10時00分更新

高速CPUと新UIを搭載した「HUAWEI Mate XS」

 「HUAWEI Mate Xs」は8型のフォルダブルディスプレーを搭載した、横に折りたたみできるスマートフォンである。2019年2月に発表された「HUAWEI Mate X」と基本スペックは変わらない。そのためHUAWEI Mate XsはHUAWEI Mate Xの後継機というよりもブラッシュアップを加えた改良品と言える。

折りたたみスマートフォンのHUAWEI Mate Xs

 HUAWEI Mate Xからの変更点はSoCがHUAWEI Kirin 980からHUAWEI Kirin 990に変更。HUAWEI Kirin 980は5GモデムとしてBalong 5000を別に搭載していたが、HUAWEI Mate XsではHUAWEI Kirin 990に5Gモデムが統合されたため、消費電力面などで優位性を持っている。5G NRの対応周波数も8バンドと増加した。

HUAWEI Kirin 990を搭載し、HUAWEI Kirin 980より性能を高めた

5Gの速度は他社5Gスマホより高速だ

 新しいUIとしてマルチウィンドウの使い勝手を高めた。ディスプレーの右端からスワイプで出てくる、縦に並ぶアイコンのメニューから、アイコンを画面にドラッグすることでアプリの2画面表示ができ、アイコンをタップすると開いているアプリの上に、そのアプリをポップアップの小ウィンドウで表示できる。

 2つのアプリを「並べる」「ポップアップ画面」と、2通りの表示方法で使うことができるわけだ。さらにこの2つを組み合わせると、「2つのアプリが並ぶ+ポップアップ」で3つのアプリを同時に表示することもできる。

2つのアプリを同時に表示

カメラはHUAWEI Mate Xと同じクワッド仕上げ

 そのほかのスペックはカメラが広角4000万画素(27mm/F1.7)+超広角1600万画素(17mm/F2.2)+望遠800万画素(52mm/F2.4)+3D TOF。バッテリーは4500mAh。価格は2499ユーロ(約30万円)と発表された。HUAWEI Mate Xは2299ユーロだったので価格は上がっている。発売国や発売日については未定だ。HUAWEI Mate Xは中国でしか発売されなかったようだが、HUAWEI Mate Xsはグローバル展開されることを期待したい。

HUAWEI Mate Xsは2499ユーロの価格設定

5Gに対応したペンタブレット
「HUAWEI MatePad Pro 5G」

 「HUAWEI MatePad Pro 5G」は10.8型(2160×1600ドット)ディスプレーを搭載したAndroidタブレット。フロントカメラはタブレットでは珍しくパンチホールとなり、ベゼル幅を薄めたことでディスプレー占有率は90%にも及んでいる。チップセットはHUAWEI Mate Xsと同じHUAWEI Kirin 990で、通信方式は5G NRに対応。ファーウェイはHUAWEI MatePad Pro 5Gを「世界でもっともパワフルな5Gタブレット」と呼んでいる。

5G対応のタブレット「HUAWEI MatePad Pro 5G」

 タブレットの広い画面に2つのアプリを表示できる機能として「Huawei APP Multiplier」を搭載、3000以上のアプリが対応し1つのアプリ画面にもう1つのアプリを表示できる。ハードウェアではとしては世界初のワイヤレス充電に対応、本体の他のワイヤレス充電機器を置いて充電できるリバースチャージにも対応している。

2つのアプリをタブレットで有効利用

ワイヤレス充電とリバース充電に対応

 そして豊富なオプションも用意され、本物のペンのような書き心地の「M-Pencil」は本体にマグネットで装着すると充電もできる。また、キーボードカバーの取り付けも可能だ。価格はメモリー8GB+ストレージ256GBモデルが799ユーロ(約9万5000円)、メモリー8GB+ストレージ512GBモデルが949ユーロ(約11万4000円)。なお、すでに中国で発売中のWi-FiモデルやLTEモデルもグローバルに投入される。

M-Pencilは書き心地に優れている

価格は799ユーロ(約9万5000円)から

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