パフォーマンスに過度な期待は禁物
ハードウェアのスペックは控えめです。現行機種で最低クラスと言ってもいいでしょう。CPUはSnapdragon 439(2GHz+1.45GHz/オクタコア)。メモリーは3GBで、内蔵ストレージは32GB。バッテリー容量は約1250mAhです。
このスマホに、パワーを求める人はいないと思いますが、アプリ起動やタッチレスポンスなどの動作はそこそこという印象。いや、昨今のスマホの中では悪いほうと断言してもいいかもしれません。基本的な操作で不便を感じることはないでしょうが、カメラのシャッターレスポンスは遅めで、ゲームをしていて反応の遅さが気になったことも。アプリによっては画面の更新がもたつくようにも感じました。
電池持ちは、お世辞にも良いとは言えません。使い方によっては1日持たせることができなくもないでしょうが、スマホを「そこそこ使う」という人が1日は持たせるのは厳しいかなぁと。筆者の場合、フルに充電した後、2〜3時間ほどカメラ機能をチェックしていたら、半分くらい電池がなくなってしまうことがありました。テザリングにも対応していますが、見る見るうちに電池を消耗するので、頻用は禁物でしょう。
しかし、そもそも電池容量が少ないので、素早く充電できることは利点。残量が10%以下になってからでも、1時間ほど充電すれば90%以上に回復します。なので、モバイルバッテリーを持ち歩かなくても、充電ケーブルをカバンに入れておれば、職場やカフェなど電源がある場所で素早くチャージできるはずです。
文字入力、カメラなど、基本機能の使い勝手は?
OSはAndroid 9。小さい画面に最適化されたホーム画面が表示されますが、基本的な操作性は一般的なAndroidスマホと大差はありません。画面が小さいので、アイコンやメニュー項目をタッチする際に、ミスタッチをしがちなのでは? と心配していたのですが、あっという間に慣れます。文字入力も使い始めた当初は戸惑いましたが、慣れると片手でスムーズに入力できるようになります。
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