リフレッシュレート120Hzが最大の魅力
話題のVALVE INDEXについても簡単に紹介しておこう。前述の通りVALVE INDEX最大の特徴は、内蔵液晶のリフレッシュレートが120Hzとなり、VIVEやOculus Riftよりもさらに滑らかな映像を描き出せるようになったこと。
VRコンテンツの重さに対しGPUの描画性能が上回っている必要はあるが、RTX 2080 SUPERクラスのGPUなら大抵のVRコンテンツは快適に遊べる。もちろんGPUパワーが足りない場合はVRコンテンツの画質を下げる、あるいはSteamVR側のアプリケーション解像度を下げるなどの対策を講じればある程度対応できる。ただしどちらの場合も画質はやや荒くなる点に気をつけたい。
VALVE INDEXはVIVEの延長線上にあるシステムなので、VIVEのセットアップ要領と同じだ。即ちプレイエリアを囲むようにベースステーションを2基設置し、ヘッドセットとコントローラーはそのエリア内で運用する。
VIVEやVIVE Proと違いコントロールボックスがヘッドセット側に吸収されているため、配線はずっと楽になった。ヘッドセット自体の装着感やヘッドフォンのシステムも改善されており、より自然な感じで装着できるよう工夫されている。顔と接触する部分が簡単に取り外せる(マグネット式)ため、掃除などのメンテナンスも楽になった点も多いに評価したい。
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