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ゲームマスター的存在でバトルを演出する「Show Director」など新要素満載

寒さでも死ぬ! 新感覚の雪山バトルロイヤルゲーム「Darwin Project」

2020年01月23日 17時00分更新

体温管理もマスト!
雪山という環境を生かした「体温」の概念

Darwin Projectには、雪山という環境を活かした「体温」の概念が取り入れられている

左側のゲージがHPゲージ、中央がエリアマップ(7つのエリアで構成されているが、ランダムで1エリアずつ立ち入り禁止区域になっていく)、右側が体温ゲージ

 雪山が舞台である点は、Tencentが開発したバトルロイヤルシューター「Ring of Elysium」と類似する。しかし、Darwin Projectには、雪山という環境を活かした「体温」の概念が取り入れられている。極寒に耐えながら、最後の1人になるまで争わなければならない。

 従来のバトルロイヤルゲームでは時間が経つと活動範囲が縮小され、範囲外に留まるとダメージを受けてしまう。だが、本作の場合、範囲外であろうと、寒さによって常時温度ゲージが減少していき、そのまま放っておくとやがて凍死してしまう。バトルロイヤルゲームにおける範囲外にずっといるようなイメージだ。

範囲内であろうと、体温ゲージ(青色のゲージ)は少しずつ減っていく。そのまま放っておくと凍死する恐れがあるので、火を起こしてこまめに暖を取らなければならない

 凍死するなんて聞いてないよと思うだろうが、ちゃんと対処策があるので安心してもらいたい。木材を入手すれば、焚火を起こせば暖が取れるのだ。体温ゲージが半分以下になったら、火を起こして体温管理しよう。真の敵は人間なのだが、本作においては寒さも敵といえる。

 プレイヤーたちが競い合うマップは、7つのエリアで構成されている。従来のバトルロイヤルゲームではウェーブが押し寄せてくるが、本作では、時間が経つと1つのエリアが立ち入り禁止区域になる。もし侵入すると体温ゲージが大幅に減少してしまうので注意。

生き残るうえでは敵を倒すことも大事だが、火を起こして暖を取ることも大事

 暖を取らねば凍え死ぬ。まさかバトルロイヤルゲームで自然の脅威を思い知ることになろうとは。「寒い時代だとは思わんか……」と、ワッケイン少佐(TVアニメ「機動戦士ガンダム」に登場するキャラクター)の名言を嘆きたくなってしまう。資源を使って火を起こすという原始的なアクションは、バトルロイヤルゲームに違和感なくフィットしており、新鮮さをもたらすことに成功している。

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