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中国スマホの世界が面白い MITメディアラボ動画

 すげえ。これぞ中国である。

 これはマサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボと、映像チームM ss ng P eces(ミッシング・ピース)が協力して作った映像。MITメディアラボのイベント『ノッティ・オブジェクト』(Knotty Objects)に合わせて制作したものだ。

 アメリカでスマートフォンは、せいぜいサイズ、メモリー、カラーを選ぶだけ。一方、中国ではスマホなのかケータイなのかよくわからないデバイスがあふれ、めちゃくちゃな多様性が保たれているのだ、という深センの状況を上手に紹介している。

 中国編は1分12秒あたりから。

「ミニカー型」「蛍光灯付き」

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ミニカー型。なんかロゴ入ってますけど
写真:Vimeo
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謎の蛍光灯つきモデル
写真:Vimeo

 まず形からしてすごい。

 ミニカーだったり、タバコの箱だったり、謎の小さな蛍光灯がついていたり、むかしの携帯電話(というか固定電話の子機)のような形をわざわざつくってしまうこともある。アイコンも自由にカスタマイズしている。

「複数SIM」「モバイルバッテリー仕様」

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複数SIMモデル
写真:Vimeo
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モバイルバッテリー仕様(奥)
写真:Vimeo

 機能もぶっとんでいる。

 モバイルバッテリーとして使えるモデル、通信の秘匿性を保つためコミュニケーションにBluetooth通信を使うモデル、SIMカードを2枚させるモデルなど珍モデルが次々にあらわれる。めちゃくちゃである。

 オープンソースハードウェアを部品に使い、これほんとに商品なのかと思うような端末が、好き勝手に作って売られている。

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これはなんだか見覚えが
写真:Vimeo

 eMarketerによれば、中国には2013年時点で4億人3610万人のスマートフォンユーザーがいる。それだけユーザーが多ければケータイやスマホに多様性も生まれるよね、という感じなのだが、それより珍品の印象が色濃く残る。

 なんか実際に見たくなってきた。誰かいっしょに深セン行かんかね。

●関連サイト
MIT Media Lab Knotty Objects: Phone
MITメディアラボ

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