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路面をスキャンして危険を知らせる自転車用センサー『Byxee』が登場

2015年06月21日 11時00分更新

 サイクリストの大敵といえば、向かい風や雨などの悪天候、高速で追い抜いていく大型車両、唐突に現われる「自転車通行禁止」の看板などさまざまなものがあります。そして、荒れた路面やタイヤがはまる排水溝、轍、浮き砂などもデンジャラス。私も気分よくサイクリングしている最中、浮き砂に気付くのが遅れて自転車ごと横倒しになったことがあります。景色に見とれて道路脇の斜面を転げ落ちた経験もあり、自分が自転車の運転に向いていないような気がしてきました。

 Indiegogoで資金調達中の『Byxee』は、自転車前方の路面をスキャンして凹凸や落下物などの危険をブザーで運転者に知らせてくれるアクティブセーフティーデバイス。アーリーバード枠の価格は139ドル(約1万7000円)で、日本への発送費用は35ドル(約4300円)。

20150621byxee

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 『Byxee』は自転車の進行方向15~25メートル先の路面をスキャンして地面の陥没や浮いたマンホール、段差などを検出します。さらに、急に飛び出してきた子どもや動物なども検出。センサーでスキャンした画像から路面以外の情報をカットして物体の影や周囲とコントラストが異なるポイントを検出、ポイントを解析することでアラートを出す仕掛けです。危険度によって3段階のブザーで知らせてもらえます。センサーの感度やスキャン方向は調節可能なため、車道の進行方向が異なる日本でも使えそうです。

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 バッテリー駆動時間は30時間。サイズは9.5×4.0×2.5センチ、重量は70グラム以下。ロードバイクを含むさまざまな形状のハンドルに対応します。地面との高低差がない浮き砂や流水の検出は厳しそうですが、『Byxee』があればサイクリングがさらにはかどりそうです!

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■関連サイト
Byxee(Indiegogo)

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