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Kindle Fire HD 日本語版は7インチ読書端末の決定版なのか(追記あり)

2012年12月19日 21時00分更新

 K部長、副変ACCN、デスクあたらし、ガチ鈴木と編集部員もこぞって購入したという『Kindle Fire HD』。みんなAndroidタブレットもiPadも持ってるのに、ナゼまた“板”を1枚追加するのでしょうか……。

ACCN Oppenheimerが買ったワケ

ムカムカして買った
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↑どの板でもよかった……わけではない。後悔は……いまのところしていない。CHEEBOWさんは……遠くへ行ってしまいそうでさみしい。


ケースはAmazon純正のを購入

Kindle_Fire_HD_JP
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 ひと回り大ぶりになりますケド、さすが純正って感じのフィット感。フタはマグネットが付いてて、オン・オフ連動するという、誰かが特許もっててウハウハなんだろうな的な仕様となってます。とても便利よ。液晶保護フィルムはビザビさん、お待ちしております。

ソーシャル連携はデフォ
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↑Paperwhiteと違ってAndroidベースなので、ついでにいろいろできちゃいます。ソーシャル連携もTwitter、Facebookはデフォルトで、Facebookはアルバムも同期可能。いずれも投稿を読むにはアプリを別途ダウンロードすることになります。もちろん、購入した本の情報や部分的なコンテンツをサクッと共有できる。ただ、コレって善し悪しで、読書に集中できない気も少々……。使わなきゃいんだケド。
オリジナルメールも使いやすい
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↑Android標準とは違うオリジナルのものですが、Gmailにも完全対応しており、スターも付けられます。日本語入力もフリック、フルキーを切り替えられるし、十分実用的ですね。プッシュ同期、定間隔同期の設定も可。私は非同期にしましたが。読書専用にするので、バッテリーを少しでも温存したいの。
連絡先も同期できる
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↑アドレス帳もオリジナルなのですが、Gmail、Facebookと同期でき、操作系、表示周りもつくり込まれています。ソートも日本語のふりがなにきちんと対応しておる。Googleカレンダーも同期できますが、複数カレンダーは無理みたい。アプリ入れてもダメだったのでAmazon側の対応待ちですね。いいんだケド。ますます気が散るし……。
パーソナル・ドキュメントを使いこなそう
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↑Amazonといえばクラウド。端末をUSBでつないでもいいのですが、メールでサクッと送れます(1ファイル50MBまで)。アドレスは端末ごとに決まっていて、Amazonのサイトのアカウント情報から確認、変更も可能です。
PDFを送ってみた
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↑PDFのほかにOffice文書や一般的な画像形式に対応しています。ePubはダメでした……って、そりゃそうか。
アプリは結構そろっている
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↑Androidマーケットは利用できず、Amazon独自のマーケットからアプリを導入できます。Android版のAmazonマーケットと購入情報は同期されるので、Kindle Fire(HD)ユーザーでスマホがAndroidという方は、アプリをAmazonで買うようにするといいかも。数も十分、ジャンル分けもさすがGoogleよりわかりやすい。ただね、やっぱりePubリーダーはない。Sony ReaderもGALAPAGOSも……って、そりゃそうか。サービスを一端末で横断したい人は、フツーにAndroidタブレット(ReaderいらなきゃiPadでも)にしときましょ。
ブラウザー同期は?
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↑クラウドに処理を分散することで高速化を図ったSilkブラウザーを搭載しているのですが、残念ながらChromeとのブックマーク同期機能はナシ。とはいえ、マーケットにあるChrome syncというアプリで実現可能なようです。PC側にエクステンションが必要なので私はパス。
週アスPLUSをiPad miniと比較
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↑アホっぽい見出し付けてゴメンナサイ。Kindle Fire HDに表示した弊サイトを、iPad miniのそれと比較してみたの。端末の大きさはさほど変わらないのですが、液晶の表示域がminiのほうがビックで迫力あります。発色もminiのほうがクッキリしているかな。動作もiPadのほうがキビキビしている気がする……。
細かい表示はKindleが得意
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↑1280x800ドットですからね、1024×768ドットのiPad miniだと拡大しないと読み取れない細部もバッチリだったりします。あんたはんの目玉さえ対応していれば……。
まんが読むならスグHD
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↑iPad miniより解像度が高いので、7インチでコミックを楽しみたい人で、かつバッテリーがもつ端末がいいという人にオススメです。拡大しないで吹き出しいけますからね。先ほども書きましたが、Nexus 7とかも同じ解像度なので、もしいろんな電子ブックサービスを横断して利用したならAndroidタブレットを(Reader不要ならiPadでも)、気が散りたくない人は電子インク端末を選べばいいと思います。でもホントにコミック(あと雑誌)と相性いいのはRetinaのiPadね。

ACCN総括

 デザインもいいし、とくにバッテリーがよくもつ(そのぶん重たいケド)。Androidだとウィジェットとか設定とかいろいろ考えることが多いし、電力管理などもせなアカン。そのぶん、KindleはUIの無駄が省かれ、洗練されている印象を受けました。ただ、前モデルFireから劇的に速度が向上した気は正直、あまりしないんですよね……。

12月21日追記

 複数のGoogleカレンダー同期できん!書きましたが、サーセンできました。といっても、ひとすじなわには……。かつてiPhoneで使えたワザ、すなわちExchengeアカウントで、サーバーに“m.google.com”を入れることで可能になるのですが、ご存じGoogleは大掃除で、CalDAVに移行してしまったのです。私のアカウントはGoogle Appsだったので継続して使える模様。とはいえ、ただ設定しただけでは複数のカレンダーは出てこぬ。これまではモバイル端末でGoogle Syncにアクセスすることで、同期するカレンダーを選択できました。しかし、いまこの画面は出せなくなってしまったんですよね。どーしたことやら……。

Exchangeを使用
Kindle_Cal
Google Sync設定
Kindle_Cal
同期項目を選択
Kindle_Cal

 結論から言うと、iPhone以外のモバイル端末のブラウザーから、“https://m.google.com/sync/settings/”にアクセスすることで選択できるようです(iPhoneだと、iOS端末専用の設定に飛ばされてしまうの)。こんな時こそ、私はWindows Phoneが役立ちましたよ。端末一覧から、最近の日付の“Android”を選べばおそらくそれがKindle Fireですが、次の画面のURL末尾にある“false”を“true”に変更するという、さらにひと手間かけないとダメなんです。ホント、素のAndroidだったら何もせんでええことを……。ちなみに、Windows 8のタイルのカレンダーも同じ設定で複数のGoogleカレンダーを同期可能です。

日表示
Kindle_Cal
週表示
Kindle_Cal
月表示
Kindle_Cal

 Kindle Fire HDのカレンダーの見栄えはこんな感じです。まぁ、あまり一覧性はよくないですな。せっかく高解像度なのに月表示では内容がわからない。ってもまぁ、Amazonマーケットからジョルテ落とせるので。いじょ。

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