記念すべき連載第一回は私が愛用するiPhone(とは言っても今は触れないが……)のアプリ『ご近所ナビ』。iPhoneに内蔵されたGPSから現在地を把握し、近所のお店や病院、レジャー施設や公衆トイレなどの場所を示してくれる優れものである。このように情報を一元化して表示してくれるサービスって、検索の手間が省けるので便利。
仕組み的には、検索サイトから情報を引っ張ってきてグーグルマップ上に重ねていると思われるので、元から登録されているキーワード以外も検索から近所の情報を得られる。胃腸が弱い私としては、地方出張で前日飲み過ぎてお腹がユルくなったときでも、近所のトイレを探せるので重宝していた。
で、面白いのが『セカイカメラ』のようにAR(拡張現実)を楽しめること。気になる項目を選んでタップするとカメラを通した映像の上に情報が表示されるのだ。まるでアニメ『電脳コイル』に出てくるウェアラブルコンピューターを身につけたかのような感じがしておもしろい。ニコンから発売されているウェアラブルマルチメディアプレーヤー『UP300』に、この機能を付けたらおもしろいかも。
ただ一点気になるのが、“位置情報が出るだけ”ということ。お店の詳しい情報を調べようと思ったら、グーグルで検索をしたほうが詳しい情報やクチコミが出てくるので、情報としての価値が高いのである。たとえば、公衆トイレの位置情報だけだとトイレがキレイかわからないが、ググって情報収集をすればトイレにウォシュレットがあるかまでわかることもあるのだ。
なので、お店がどういったサービスを行なっているのか、お店の口コミ情報・評価などが加わったりしたら素晴らしいと思う。まぁ、アプリ提供元がそれをやるのは厳しいだろうから、ミシュラン的な動きをしている『食べログ』などのサイトと提携して、口コミ情報も見られるようにした方がいいな。バス停をタップすると時刻表が見られたりするとかもね。
■今週のガジェット■
iPhoneアプリ『ご近所ナビ』
『ご近所ナビ』
バージョン:4.3.0
App Store価格:無料
(バージョンと価格は記事掲載時のものです)
(c) Newton Japan Inc.
ダウンロードはコチラをクリック!
↑キーワードを入れると、現在地を中心にした近所の該当場所を一覧表示ナビゲートしてくれる。現在、230円を無料で提供中。
■今週の近況■
収監後、長野刑務所に移送され1ヵ月が経ちました。今は丸坊主の"山下清"みたいな姿になりましたが、頑張って果物の保護材をつくる仕事をしています。獄中生活の詳細は、メルマガ『堀江貴文のブログでは言えない話』で公開中。ブログのリンクからチェックしてみてくださいね。
※この連載は週刊アスキー8月16-23日号(8月1日発売)に掲載されたもので、堀江氏の意見をもとに編集・再構成したものです。
●堀江貴文オフィシャルブログ
『六本木で働いていた元社長のアメブロ』
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