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アンダー3万円ミドルの新星「Radeon RX 5500 XT 8GB版」の実力やいかに?

2019年12月12日 23時00分更新

新しくなったRadeon Softwareで検証

 それでは今回の検証環境を紹介しよう。今回は納期の都合上VRAM 4GB版は諦め、RX 5500 XTのVRAM 8GB版のパフォーマンスをチェックする。比較対象としてRX 590とRX 570(TBPは120WでRX 5500 XTに近い)、さらに実売2万6000~2万9000円のGTX 1660搭載カードを準備した。

 検証機はPCI Express Gen4に対応しないインテル製プラットフォームを使用したが、RX 5700シリーズレビュー時にゲームではGen3とGen4に違いは出ないと判明しているので、ここから先に提示されるベンチマークの結果は、全てGPUの地力の差と考えてよいだろう。

 また、ドライバーは検証時点における最新版、すなわちRX 590/570は19.12.1、GeForceは441.41となる。RX 5500 XTについてはUIの刷新やさまざまな新機能が追加された(詳細は既報を参照)19.12.2のβ版を使用しているが、Radeon Boostなどのパフォーマンス向上系機能はすべてオフとし、RX 590/570と同等の環境で検証を行なっている。

【検証環境】
CPUIntel「Core i9-9900K」
(8コア/16スレッド、3.6~5GHz)
マザーボードGIGABYTE「Z390 AORUS MASTER」
(Intel Z390)
メモリーG.Skill「F4-3200C14D-16GTZR」×2
(DDR4-3200 8GB×4、DDR4-2666で運用)
ビデオカードASRock「Radeon RX 5500 XT Challenger D 8G OC」
(Radeon RX 5500XT)
ASRock「Phantom Gaming X Radeon RX590 8G OC」
(Radeon RX 590)
Sapphire「PULSE RADEON RX 570 8G GDDR5 DUAL HDMI/DUAL DP OC W/BP」
(Radeon RX 570)
ASUS「PH-GTX1660-O6G」
(GeForce GTX 1660)
ストレージWesternDigital「WDS100T2X0C」
(M.2 NVMe SSD、1TB) Intel「SSDPEKNW020T8X1」
(M.2 NVMe SSD、2TB、データ用)
電源ユニットSilverStone「ST85F-PT」
(850W、80PLUS Platinum)
CPUクーラーNZXT「Kraken X72」
(簡易水冷、360mmラジエーター)
OSWindows 10 Pro 64bit版
(November 2019 Update)

β版ではあるが、UIと機能が大きく変わった「Radeon Software Adrenalin 2020 Edition」のHome画面

従来の「Wattman」にあたる温度やクロックの監視画面

RX 5700シリーズと同様にRX 5500XTでもFluid Motion Videoの項目は認められなかった。RX 590だとFluid Motion Videoの項目が左下に出現するので、無視されているわけではない

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