ゲームのロード時間がどれほど短縮するか検証してみた
実際にいくつかのゲームでロード時間を検証してみた。使用したのは筆者の自作マシンでスペックは以下の通り。ゲーミングマシンとしてはミドルクラス程度だ。
まずは、「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」でローディングタイムを見てみた。グラフィックスは「3840×2160」(4K)で画質は「最高画質」で行なっている。比較対象として、4TBのHDDと1TBのSATA SSDでも同様のベンチマークテストを行なっている。
結果は、FireCuda 510 SSDが約13.6秒と、HDDの約19.3秒に比べて約5.7秒、SATA SSDの約17.1秒と比べて約3.5秒と短縮されている。1回のロード時間が短いなかで、これだけ差が出るのだから、導入しない手はない。
続いて、根強い人気のある「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」(PUPG)で起動してからメニュー画面が表示されるまでの「起動時間」と、ゲームを選択してゲーム開始待機の画面になるまでの「ゲームロード時間」を計測した。なお、計測は手動によるもので、3回計測して平均値を出している。
結果は、起動時間はそれほど差が出なかったものの、ゲームロード時間は対HDDで16秒、対SATA SSDで2秒の差をつけた。
もうひとつ、人気FPSゲーム「レインボーシックス シージ」でも同様のベンチマークテストを行なった。計測したのは起動からメイン画面が表示されるまでの「起動時間」、メニューが表示されるまでの「メニュー表示時間」、シチュエーションのゲームを選択してから、ロードが終わってスキップが表示されるまでの「ゲームロード時間」の3つ。
結果は、対SSDは起動時間だけ少し差がついた程度だったが、対HDDには圧勝した。起動時間で22秒、メニュー表示時間で18秒、ゲームロード時間で46秒。トータルだと86秒とかなり差が付いている。特にゲームロード時間はロードと同時に動画が再生されるが、HDDの場合は動画再生が終わってもゲームが始まらないことも。これでは、ゲームを始めるまでに散々待たされてイライラするのも仕方がない。ゲームを保存するドライブは、SSD以外考えたくない結果だ。
このように、FireCuda 510 SSDにするだけで、ゲームロード時間はかなり改善されることがわかった。今回のゲームはSteamで購入したものを使ったが、Steamの場合はゲームの保存ドライブをいつでも簡単に変更できる。再びダウンロードせずに行なえるので、新たにSSDを導入しても安心だ。
Seagateではドライブの状態を管理できる「SeaTools SSD」も用意されている。健全性や性能のモニタリング、ファームウェアやソフトウェアのアップデートが可能だ。さらに、データ復旧サービス「Rescueデータ・リカバリ・サービス」も提供されていて、万が一データを損失した場合、安価に専門家チームが復元を試みてくれる。
FireCuda 510 SSDは1TBと2TBのモデルが用意されているが、前者が2万9000円前後、後者が6万円前後。多くのゲームを擁するのであれば、2TBモデルが理想だが、1TBあればある程度余裕なので、予算に合わせたモデルを選択するといい。
ヒートシンクなしでも期待通りのリード・ライト速度が得られ、5年保証とストレージメーカーの製品という安心感は、ゲーマーにとって喜ばしいこと。まだM.2接続NVMe SSDにゲームデータを保存していないなら、本製品の導入を検討してみては?
(提供:日本シーゲイト)
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