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デリカD:5の「あの顔」も!

令和時代の「いい軽」には自動運転も! 三菱「eKクロス」を徹底チェック

2019年06月08日 15時00分更新

カラバリは驚きの11色!
エンジンはターボと自然吸気の2種類 with ハイブリッド

 アウトドア感は、フロントのみならず随所に見受けられる。たとえば天井に設けたレールはアウトドア系SUVでよく見かける装備だ。この装備もまた三菱らしいところで、あればオプションを介してサーフボードや自転車など「天井に何か載せて出かけてみたい」気分になるから不思議だ。

ライトニングブルーマイカ/スターリングシルバーメタリック

オリーブグリーンメタリック/チタニウムグレーメタリック

ナチュラルアイボリーメタリック/サンシャインオレンジメタリック

サンドイエローメタリック/ホワイトソリッド

 カラーバリエーションは驚きの11パターン。特に2トーンは通常上部は黒またはシルバーなどで統一するところを、5パターンすべて色が異なるというから驚きだ。さらに言えばディーラーオプションのフロントバンパーガーニッシュの3パターンを加えると33パターンできるというから恐ろしい。担当者は「水島工場から相当文句が来ましたが、貫き通しました」と笑いながら苦労話を披露した。それだけ色に対する要望は多いのだろう。

自然吸気エンジン

ターボエンジン

 エンジンは新開発の660ccの3気筒ターボと自然吸気の2種類が用意され、いずれもハイブリッドシステムを搭載する。軽自動車のハイブリッド化は、スズキに続くものだ。新型eKクロスのハイブリッドシステムは、モーターによって加速時にアシスト(最大約30秒間)するほか、アイドリングストップからの再始動も静かに行なうといった、走りや使い勝手の面に注力されたもの。よりトルクフルとなったエンジンと相まって、力強い走りが楽しめる。

 気になる馬力は自然吸気が52ps/6.2kgm。ターボは1987年ごろから続く自主規制の64psでトルクは10.2kgm。これにそれぞれモーターアシスト分の2.1ps/4.1kgmが加わる。これだけあれば一般道の走行でパワー不足を感じることは少ないだろう。

 エンジンとモーターから生み出された動力は、これまた新開発で軽自動車初搭載の可変速CVTに伝えられる。CVTというと加速時に「威勢よくエンジンから音はするが加速しない」というイメージを持っている人もいるかと思うが、可変速CVTは「ギア変速のAT車両」のような段階的な動作によって加速時のエンジン音を抑えることを可能にするという。駆動輪は前輪、もしくは四輪の2種をラインアップする。

ステアリング右側に設けられたMI-PILOTボタン

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