カメラのUIはGalaxy Sシリーズを踏襲
それではカメラを起動してみましょう。カメラのUIはGalaxy Sシリーズなどとほぼ同等です。
そしてカメラをフロントに切り替えると、本体上部からカメラ部分がモーターで引き上げられ、完全に飛び出たところで今度はカメラ部分が180度回転します。つまり動作は2段階。1秒以下でカメラが出てくるため待たされるという感じはありませんでした。
カメラをフロント側にしたところを見てみると、カメラ部分はこの状態でも若干出っ張っています。本体上部の厚みの2/3程度の部分に高画質なカメラが内蔵されており、この部分の上下可動に合わせてカメラが回転しているわけです。
カメラが飛び出た状態の背面はどうなっているのでしょうか? 裏側を見るとカメラのあった部分は目隠し状態になっています。ツライチで出っ張りはありません。
可動部分を見てみると、左右前後にぶれないように本体側をレールのようにしてカメラ部分が挟み込み、上下に動いていることがわかります。出し入れどちらもモーターで動きますが、その動きはスムースで引っ掛かりもありません。
フロントカメラはセルフィーするとき以外はあまり使うことがありません。普段ディスプレーを見るときにフロントカメラが無くても困ることはないでしょう。動くカメラのギミックはコストもかかりますし故障率も高くなりそうですが、それでもあえて「フルビュー」可能なディスプレーを採用するチャレンジングな取り組みが最近のGalaxy Aシリーズには増えています。
なお、セルフィーするときに本体を横向きにすることはあまりないでしょうが、縦に伸びるため横向きにするとフロントカメラ使用時はかなり横に長く伸びます。
特徴的なカラバリ
日本でも若者にウケそうなモデル
本体カラーはAngel Gold、Ghost White、Phantom Blackの3色ですが、背面の色を見るとAngel Goldはライトなベージュ色、Ghost Whiteは薄いブルーに見えます。微妙な中間色仕上げで上質なイメージをうまく出しているといえるでしょう。
Galaxy A80は、カメラ性能だけを見ても他社のハイエンドスマートフォンに匹敵するスペックです。OPPOやVivoなどの高性能カメラフォン同様、ミッド・ハイレンジな性能で若い世代をターゲットにした端末だけに、Galaxy S10シリーズと並ぶ人気製品になりそうです。動くカメラのギミックは毎日Galaxy A80を使うことが楽しくなりそうなだけに、日本での発売を期待しましょう。
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