発表会では、ネットギアジャパン合同株式会社 社長 杉田哲也氏が登壇し、同社の事業戦略について語った。
次にマーケティングマネージャーの前田力氏が登壇し、Orbi Voiceについて説明を行なった。
メッシュWiFiはサテライトを増やすことで通信範囲を広げるため、広い家でないと意味がないのではという質問に対して、前田氏によると日本の家屋は米国と異なる建築構造をしており、断熱材などにより通信が飛びずらいエリアがあるという。
しかしながら、メッシュWiFiではルーターと連携し、高い通信速度を広いエリアで維持できるため、家の中で通信の弱い場所を減らすことができる。そのため、日本市場でも売り上げが伸びていくと考えているという。
無線LANの通信の強化というと、ルーターと接続して通信範囲を広げる中継機もあるが、一般的な中継機だと、接続した先ではどうしても通信が弱くなるという。しかしながら、同社ではOrbiと同じようにメッシュWiFiを構築できる中継機を発売している。その製品と既存の無線LANルーターを組み合わせれば、メッシュWiFiを構築することが可能になることもアピールした。
同社によると、スマートスピーカーを何に使っているかという使用頻度と用途を調べたところ、音楽を聴く、ラジオを聴く、Podcastや朗読を聴くという、何かを聴くという行為に使われていることが多かったという。そこで、ボイスコマンドと、家中どこでも通信が可能なメッシュWiFi、高品質なスピーカーという3つの要素を搭載したOrbi Voiceの開発に至ったそうだ。
Orbi Voiceは、ボイスコマンドで楽曲を指定して再生、停止、音量調整などを、AlexaはAmazonが開発したAIアシスタント「Amazon Alexa」にて実現する。
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