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AI対応の両面2眼カメラで5万円台が安く感じる「HUAWEI nova 3」

2018年11月03日 12時00分更新

まったく不満のないパフォーマンス

 OSはAndroid 8.1+EMUI 8.2。EMUIとは、ファーウェイ独自のユーザーインターフェース。初期設定のホーム画面はアプリ一覧を兼ねるが、ホーム画面とアプリ一覧(ドロワー画面)を分ける標準的なAndroidに近いパターンにも変更できる。

ホーム画面は2パターンから選べる

着せ替えできるテーマも充実

 画面の下に表示されるナビゲーションボタンの表示を変えたり、片手で操作しやすい画面表示に変えたり、自分なりにカスタマイズできる機能も充実している。3本の指で画面をなぞってスクリーンショットが撮れて、その画像をすぐに編集したり共有できる機能も便利だ。

ナビゲーションボタンを非表示にして、異なる操作方法にも変更可能。Android 9やiPhone X/XSに近い操作方法にも変えられる

ジェスチャーによるショートカット操作も充実。使いたいものだけをオンにできる

 スペックは先述のように、SoCにAIの処理に特化したプロセッサーを内蔵する「Kirin 970」を採用している。2.36GHz×4コア+1.8GHz×4コアのオクタコアCPUで、メモリーは4GB。軽快に操作でき、動作性に不満を感じることはない。

「AnTuTu Benchmark」アプリでベンチマークを3回測定したところ、最高スコアは「208232」だった。多くのメーカーが採用するクアルコムのSnapdragonを採用する機種と比べると、最高峰のSnapdragon 845搭載機には及ばないものの、一世代前にSnapdragon 835搭載機に匹敵するスコアだ

 内蔵バッテリーは3750mAhと大容量で、筆者がカメラの使い勝手をチェックして、写真や動画を撮りまくった日でも、電池は持ちこたえた。なので、普段使いで電池残量がピンチになることは少ないだろう。

 背面に指紋センサーを搭載しているほか、顔認証にも対応。両方を併用できるので、端末を机に置いていても、暗い場所でもスムーズにアンロックできる。

十分なバッテリー容量に加えて、2つの省電力モードも備えている

【まとめ】コスパを考えると、5万円台はむしろ安い!

 SIMフリースマホの売れ筋は3万円台と言われる。5万9184円(税込)は高く感じるかもしれないが、スペックや機能を知れば、納得できる価格設定だ。とりわけ、今秋は10万円を超えるモデルが続々とリリースされているので、むしろ、安いと思えるかもしれない。HUAWEI nova 3は、ミドルクラスのスマホからワンランクアップしたい人、とくにカメラ性能を重視する人におすすめしたいモデルだ。

SIMスロットにはnano SIMを2枚セットでき、DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)に対応。ただし、au VoLTEはソフトウェアアップデートによって後日対応する予定。なお、2枚目のSIMの代わりにmicroSD(最大256GB)を装着することも可能

ファーウェイ「HUAWEI nova 3」の主なスペック
ディスプレー 約6.3型液晶(19.5:9)
画面解像度 1080×2340ドット
サイズ 約73.7×157×7.3mm
重量 約166g
CPU HUAWEI Kirin 970
2.36GHz×4+1.8GHz×4(オクタコア)
メモリー 4GB
ストレージ 128GB
外部ストレージ microSDXC(最大256GB)
OS Android 8.1(+EMUI8.2)
対応バンド LTE:1/2/3/4/5/7/8/12/17
/18/19/26/28/38/40/41
W-CDMA:1/2/4/5/6/8/19
4バンドGSM
DSDS ○(DSDV)
無線LAN IEEE802.11 a/b/g/n/ac(2.4/5GHz)
カメラ画素数 リア:約1600万画素(F値1.8、RGB)
+約2400万画素(F値1.8、モノクロ)
/イン:約2400万画素+約200万画素
バッテリー容量 3750mAh(急速充電 9V/2A対応)
生体認証 ○(指紋、顔)
SIM nanoSIM×2
USB端子 Type-C
カラバリ アイリスパープル、ブラック

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