Xperia XZ2レビュー後編
よりお手軽になってスーパースロー撮影も楽しいXperia XZ2のカメラ
前回はXperia XZ2本体や機能を中心にチェックしたので、レビュー後編の今回はカメラを重点的に見ていこう。
おさらいとして、Xperia XZ2はXperiaシリーズのスタンダードモデル的な立ち位置だが、SoCにSnapdragon 845を搭載、メモリー4GB、内蔵ストレージ64GBなどスペックは文句ナシで、ドコモ、au、ソフトバンクの3キャリアから発売中。
上位モデルにダブルレンズのXperia XZ2 Premium、小型モデルとしてXperia XZ2 Compactがある。Xperia XZ2 Compactとはカメラ性能が同じなので、購入を考えている人は今回のレビューが参考になるだろう。
Xperia XZ2のアウトカメラは1920万画素、F2.0という仕様で、シングルレンズとなっている。すっかりデュアルレンズが定着しているので、物足りない感はあるのだが、描写については良好。自社製センサーを活用しているため、大半のシーンで文句は出ないだろう。
センサーについてはISO12800まで上げることができるため、他のスマホだと厳しい暗さであっても、かなりいい写りをしてくれる。当然だが、ISO12800はあくまでも「ここまでできますよ」というレベルであり、実用的な描写とは言えない。試した範囲だとISO1600では良好な描写だっため、自分で設定して撮影するのであれば、上限としてISO1600を意識するといいだろう。
ソニー的には「プレミアムおまかせオートで撮影せよ」というくらいシンプルで優秀な純正カメラとなっている。シーン判断も良好であり、マニュアルモードを使用する理由はあまりない。ご飯写真についてももはや苦手ではなくなった。
また、マニュアルモードはWB以外は細かく調整可能だが、WBについては特定値のみであり、自分であれこれ決めたい人には向いていない。幸い、アプリの「Adobe Photoshop Lightroom CC」が細かい撮影設定にも強いため、Xperia XZ2のセンサーで遊びたいと考えているのであれば、より細かく設定できるカメラアプリを使用するといい。
※作例写真はすべて原寸大(6~10MB)です。通信量にご注意ください。
別の記事からの流用だが、960fpsのスーパースロー撮影はFHDに対応(↓)。ありがとう、重力(モデル:伊東みおな)
インカメラは500万画素、F2.2。セルフィー重点の端末と比べると物足りないないスペックとなるが、写りは良好だ。美肌フィルターも用意されているが、オンオフのみとなっており、細かい設定はナシで、ナチュラル路線の処理が反映される。
「Xperia XZ2」の主なスペック | |
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メーカー | ソニーモバイルコミュニケーションズ |
ディスプレー | 5.7型液晶 |
画面解像度 | 1080×2160ドット |
サイズ | 約72×153×11.1mm |
重量 | 約198g |
CPU | Snapdragon 845 2.8GHz+1.8GHz (オクタコア) |
内蔵メモリー | 4GB |
内蔵ストレージ | 64GB |
外部ストレージ | microSDXC(最大400GB) |
OS | Android 8.0 |
最大通信速度 | 下り最大774Mbps |
無線LAN | IEEE802.11ac(2.4/5GHz対応) |
カメラ画素数 | リア:1920万画素/イン:500万画素 |
バッテリー容量 | 3060mAh |
ワンセグ/フルセグ | ○/○ |
防水/防塵 | IPX5,8/IP6X |
生体認証 | ○(指紋) |
USB端子 | Type-C |
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