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3つのカメラ、3つのモデルで盛り上がったファーウェイ発表会レポ

2018年03月29日 19時30分更新

文● 山根康宏 編集●ASCII編集部

ポルシェデザインとのコラボモデル
「HUAWEI Mate RS」

 HUAWEI P20シリーズの紹介の後は、今回リーク情報もあまり聞かれなかったポルシェデザインとのコラボレーションモデル「HUAWEI Mate RS」が発表されました。トライカメラを搭載しており、カメラ周りはHUAWEI P20 Proと同等性能。しかし本体スペックはさらに高まり、そしてデザインもよりクールに、まるでスポーツカーのような高級体験をできる仕上がりになっています。

 HUAWEI Mate RSの本体カラーはブラックとレッドの2色。高級感あふれる深みのあるブラックと、ポルシェのスポーツカーのイメージを感じさせるレッドは、どちらを選べばいいか悩んでしまうカラーリングです。なおディスプレーは6型で解像度は1440x2880ドット、アスペクト比は18:9。側面はカーブを描いたエッジ形状で、HUAWEI P20 Pro/P20とは異なるパネルデザインになっています。

HUAWEI Mateシリーズの最新モデルであるMate RSはポルシェデザインモデル

ポルシェのスポーツカーのレッド

 HUAWEI Mate RSはスマートフォンとしてのスペックも高く、ファーウェイ初の機能も搭載されました。まずストレージは256GBモデルに加え、512GBモデルも提供されます。ここまで容量が大きいと、もはや「0.5TB」と呼ぶべきかもしれません。スマートフォンのストレージも、いよいよギガからテラへとボリュームアップする時代を迎えようとしています。そして、もう1つがディスプレーを使った指紋認証。指紋認証センサーを必要とせず、画面上に指先をタッチするだけでロック解除が可能になります。HUAWEI Mate RSは背面にもあえて指紋認証センサーを搭載していますが、将来的にはディスプレーだけで指紋認証ができれば、本体をより薄く、また背面デザインにも自由度が生まれます。

ストレージにテラバイト時代を予感させる、512GBモデルも登場

ディスプレー面を使った指紋認証をファーウェイとして初めて搭載

 なお、HUAWEI Mate RSの展示ブースにはグリーンカラーのポルシェのスポーツカー「Porsche 911 GT3 RS」と、その模型も展示されていました。説明を行なっていたスタッフによると、HUAWEI Mate RSの「RS」はドイツ語でRenn Sport=Racing Sportsの意味。そのRSとは、まさに展示されている911 GT3 RSから来ているとのこと。RSの名前をつけたポルシェデザインのスマートフォンには、こんな特別な意味があったのです。

 発表会が終わり、911 GT3 RSが会場を出ていくときは実際にエンジンがかけられ、会場内に爆音を響かせて去っていきました。Mate RSの外見からは想像できない、隠された強力なパワーをその爆音に感じることができました。

HUAWEI Mate RSはPorsche 911 GT3 RSの名前からインスパイア

 最後に価格と発売日が発表されました。

  • HUAWEI P20:3月27日発売、649ユーロ(約8万5340円)
  • HUAWEI P20 Pro:4月6日発売、899ユーロ(約11万220円)
  • HUAWEI Mate RS 256GB:4月12日発売、1659ユーロ(約21万8160円)
  • HUAWEI Mate RS 512GB:4月12日発売、2095ユーロ(約27万5490円)

 HUAWEI P20 Pro/P20どちらもカメラ性能を考えると割安と感じられる価格かもしれません。一方、HUAWEI Mate RSはポルシェデザインである上にかなりのハイスペック機であることから、この価格でも購入したいと考える人も多いでしょう。各社がスマートフォンのカメラ性能を強化する中で、ファーウェイの新モデルは次世代のカメラを搭載しているといっても過言ではなさそうです。

HUAWEI P20は発表会当日、3月27日から発売

HUAWEI P20 Proは899ユーロ、カメラ性能を考えると割安だろう

20万円を超えるHUAWEI Mate RS


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