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マウスに比べてどこが優れているのか?MX ERGOで検証!

トラックボールの利点を力説する人々の話が本当なのか調べてみた

2017年11月22日 11時00分更新

文● 村野晃一
提供: ロジクール

マウス派によるMX ERGOのファーストインプレッション

 実際に手に取ってみたMX ERGOは、思ったより大きい、という印象。

キーボードとMX ERGO。概ね真横に鎮座する形に。ちなみに、このキーボードもロジクール製の「CRAFT」。クリエイティブダイヤル‟CROWN”付きで、パラメーター値の変更、拡大・縮小率の変更などが直感的にできて便利。

手持ちのiPhone 6 PLUSとの比較。サイズ感はほぼ同等。容積だけでいったらMX ERGOの勝ち。

 マウスパッドがマウス操作に必要な面積だとすれば、設置面積は少なくて済むのだけど、なんというか、容積が大きいのだ。ガッシリという印象。

 ただ、前評判で聞いていた通り、手にフィットするデザインは好感触。質感もいい。ピタッと手のひらに吸い付く感じだ。

 マウスの場合、上下左右に動かす関係上、形状的には手の中にすっぽり収まるようデザインされていることが多いのだけど、MX ERGOは、無理なく、すんなり手を上に置くような形状になっている。

 トラックボールは、センターにボールがあり、人差し指や中指で操作するタイプと、ボールが左側に位置していて、親指で操作するタイプがあるのだけど、MX ERGOは後者の親指操作タイプ。

 トラックボーラーにはセンターボールタイプの愛好者も多いらしいのだけど、私的には左右のクリックボタンをマウスと同じように人差し指と中指で押せる親指ボールタイプのほうがしっくりくる。

 また、MX ERGOは、底面のマグネット機構で本体の傾斜角を0°と20°のどちらかを選択できる。たぶん、使っていてより疲れにくいのは20°傾けての使い方なんだろうけど、私的にはマウスからの持ち替えという観点から、上からボタンを押せる傾斜角0°のほうがしっくり来た。

20°角での利用時を前面から。手のひらは斜めになる感じ。

0°角での利用時。ボタン位置などがマウスに近い。

 MX ERGOのファーストインプレッションをまとめると、以下の通り。

・マウスより大きいが設置面積はマウスパッドより小さい
・ガッシリしているが重くはなく、膝の上などに置いて操作も可能
・手に対するフィット感は高い
・親指でのボール操作は、横移動は楽だが、縦方向の移動にはちょっと慣れが必要
・単にボールを回すのが楽しい。ハンドスピナー要らず。

TOP VIEW。本体の左側にボールがあり、親指で操作する。右手にはマウスと同様の配置でボタン類。クリックボタンの操作感はマウスからの移行でも違和感はない。

UNDER VIEW。接地面にはラバーのような素材が使われていて、使用中もずれたりすることがない。接地板は金属製の板状になっていて、取り外しが可能で、本体にマグネットで吸着する。これにより、本体角度を調整するチルト機構が可能になっている。

LEFT SIDE VIE。左側にはボールが埋め込まれ、濃いグレーの部分はABS樹脂加工。親指のスライドを妨げない。ボールの後方上部に精細ボタンを装備。

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RIGHT SIDE VIEW。右側から見るとカブトガニっぽい。普通のマウスに比べると、中央が盛り上がって半円に近い形状で、表面はラバー状の素材になっており、ぴたっと手のひらに吸い付くような手触り。

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