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アトムがクラウドで成長する! ドコモがアトムに「自然対話プラットフォーム」を提供

2017年02月22日 16時30分更新

あの鉄腕アトムが起動!
ドコモが重要なプラットフォームを提供

 ドコモ、講談社、手塚プロダクション、富士ソフト、VAIOが共同で開発を進めているコミュニケーション・ロボット「ATOM」(アトム)。今日22日、ATOMの重要な基盤のひとつ「自然対話プラットフォーム」をドコモが提供すると発表した。

 ATOMのモチーフとなっているのは、もちろん手塚治虫氏の代表作「鉄腕アトム」。アトムのように二足歩行や会話ができるコミュニケーション・ロボットとして開発されている。

 ドコモが提供する「自然対話プラットフォーム」は、同社のスマホに搭載されている「しゃべってコンシェル」の技術やノウハウを活かしたサービス。しゃべってコンシェルはスマホに向かって話しかけるだけでその言葉の意図を解釈してくれる対話型エージェントで、これをベースに「意図解釈」機能、「シナリオ対話」機能、「外部コンテンツ連携」機能の3つを活用するとのこと。

コミュニケーション・ロボット「ATOM」における「自然対話プラットフォーム」のイメージ

各社の技術や知恵の集合体がこのATOMだ

 自然対話プラットフォームを構成する技術の一部にNTTグループのAI「corevo」の技術が含まれており、「ATOM」がWi-Fi経由で繋がることでクラウドを通じて成長していく。例えば「意図解釈」機能により、会話の意図をくみとった柔軟な会話ができるようになり、「シナリオ対話」機能では、あらかじめ設定したシナリオに沿った会話や、家族との会話で知ったこと、家族共通の話題をそれぞれ個別に記憶し、その後の会話に活用できる。「外部コンテンツ連携」機能では、インターネットにアクセスすることでニュースや天気予報などの情報を会話に入れることが可能になる。

主な利用シーン

 なお、ATOMは講談社から発売される「週刊 鉄腕アトムを作ろう」(4月4日創刊)で手に入れることができる。

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