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年間200頭の希少肉「舞豚」しゃぶしゃぶを食べられる店が上野に

2016年01月05日 17時00分更新

「舞豚」のしゃぶしゃぶが、とぉ~ってもおいしかった

画像はMakuakeのサイトより。

 上野御徒町という玄人好みに街に新しくできた『長崎しまばら しゃぶしゃぶ 舞豚』。同店は、舞豚の地元である長崎・島原に本店があり、上野御徒町が2号店。

画像はMakuakeのサイトより。

 お店は、中央通り沿いの建物の1階にあり、落ち着いているのに入りやすい門構えでした。

 内装は木目調でシック。宴会で利用するというより、親しい人とじっくり話をしながら楽しめそうなお店と感じました。

 この日は食べたのは、極選コース(7品)!

 まずは先付。この日は牡蠣のあえものでした。

 生ビールはサントリーの香るプレミアムですね。乾杯!

 本日のお造り、2品盛り。

 魚の逸品料理。

 どれも丁寧なお料理で、しっかりとした割烹に食事しに来た感じがありますよ。

 いよいよ、鍋が用意されて……。

 きゃー!! 待ってました、舞豚の特選しゃぶしゃぶです。

 キレイな色の肉が登場した瞬間、同席した一同みな「ひゃっほー」と、テンションだだ上がり。

 「豚しゃぶって食べに来たことないな」という人がいましたが、確かに、通常のしゃぶしゃぶだと牛肉がメインですよね。豚肉をメインにしたしゃぶしゃぶって珍しいし、それだけ豚肉に自信があるのだと思います。

 極選コースでは、舞豚の上バラ、上ロース、肩ロースの3品。花のように盛られているのがバラで、右が肩ロース、左が上ロースですね。

 食べるときには赤身の味がわかるように、脂が少ない肩ロース、上ロース、上バラの順に食べるのがオススメと教えてくれました!

 薄くカットされた舞豚を1舞(あっ違う、1枚)とって。

 ひらひらと、舞うように。

 しゃぶしゃぶ。

 赤い色が少し残っているくらいの茹で具合で引き上げてオーケーということ。「豚肉って赤味が残っているとまずいのでは?」と首をかしげる人もいるかもしれませんが、舞豚自体の特性で茹でても赤い色が少し残るんですって。

 舞豚の味が引き立つという、さっぱりしたお出汁にネギをあえて、いただきます。

 んんんーーー!

「これが舞豚なのね!!」

 素朴なのに、おいしい。

 豚肉にありがちなのクセがなく、とても柔らかく、味は上品でほのかに甘いです。

 大きく主張するわけではないですが、優しい旨さが舌に喜びを与えてくれるという感覚でした。

 上ロース、上バラと食べてくにつれて、脂と旨みが増していきます。

 一巡目は出汁で食べて、二順目にはゴマダレでいただきました。私は脂が乗った上バラをゴマダレで食べたのが一番気に入りました。上品だけどコクがあって、至福です。

 舞豚は上品な味わいなので、ビールも良いのですが、しっとり麦焼酎や芋焼酎も合います! 私のオススメは壱岐スーパーゴールド。香りが華やかな麦焼酎で舞豚の気高さを後押ししてくれるような。

 あと、ワインもとても珍しいものを置いているので、お酒好きの人はワインリストを必ずチェックすると良いでしょう。

 舞豚が落ち着いたら、野菜盛り。

 おなかに余裕があるうちに肉を食べて、余韻を楽しむように野菜が出てくるという順番もにくいです。

 〆は、雑炊か五島うどんかで選べます。

 この日選んだのは五島うどん。長崎・五島列島特産の五島うどんは、東京では珍しいもの。細いのにしっかりコシがあって、舌触りがチュルチュル。文句なしにおいしい!

 デザートもあります。最後まで抜かりがない気持ち良いコースでした~!

 こちらの極選コースは5800円(税別)。ほかにも、しゃぶしゃぶコースは3800円(税別)からあります。

 舞豚は冒頭でも説明したように年間200頭しか取れない希少ブランド肉。中買いを通したりするともっと値段が跳ね上がってしまうのですが、『長崎しまばら しゃぶしゃぶ 舞豚』は生産者が直接手掛けているため、価格も抑えられているほか、舞豚のことをよくわかっているので最もおいしい調理法で提供してくれます。

 ちょっと高級ですが、この希少価値を考えるとオトクかも。お酒も上質なものが揃えられていて、酒好きの記者も満足。

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