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メイクなど化粧品分野以外にも医療分野にも応用可能

皮膚上に極薄の積層膜を形成する新技術、花王「Fine Fiber」

2018年12月03日 17時55分更新

 花王は11月27日、軽く柔らかい自然な積層型極薄膜を肌表面につくる「Fine Fiber(ファインファイバー)技術」を発表した。

 小型の専用装置にセットした化粧品用のポリマー溶液をノズルを通して肌に直接噴射。極細繊維の形成には不織布で利用されるエレクトロスピニング法を用いており、直径サブミクロンの極細繊維による積層膜を皮膚上に直接形成する。軽く柔らかいため肌の動きに柔軟に追従し、肌を均一に整える性質があるほか、繊維の隙間は水蒸気を通すため蒸れることもない。

 花王では、スキンケアやメイクといった化粧品分野に加えて医療分野も視野に入れた研究開発を進めるとしている。

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