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VRデバイスを大量購入し利用

ウォルマートがVR教育を従業員へ大規模導入

2018年11月27日 14時45分更新

 ウォルマートは大規模なVRトレーニングの導入を進めている。米国内だけで100万人以上の従業員を雇用しており、膨大な従業員らに対して新たなサービスや製品・顧客対応に関する研修を施すのはなかなかチャレンジングだ。それゆえ同社は効果的かつ市場の変化にも対応し得るトレーニング方法を常に追求しており、今回はVRがそれに選ばれた形となる。

 同社のVR教育に協力するのは、スポーツトレーニングでのVR活用を提案しているSTRIVR LabsとOculus。2018年9月にウォルマートは1万7000台の一体型VRヘッドセットOculus Goを店舗に配布し、VRトレーニングを進めるプランを発表している。

 ウォルマートU.S.アカデミーのAndy Trainor氏は「Oculus Goを使えば、全米4500の店舗にデバイスを配布し、100万人以上の従業員にVRトレーニングを体験させることができます」と述べている。新たなスキルを身につけるためには、フレキシブルなトレーニングプログラムが必要であり、ウォルマートとSTRIVRの開発チームは緊密に連携し、プログラム開発を行なったという。コンテンツは45以上用意されており、内容の調整や追加も可能。今後、同様の取り組みが世界的に広がるか、要注目である。

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