2018年10月30日17時00分

約7万円のライブ配信機材「Liveshell X」が絶対的にオススメな理由

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ライブ配信メディア完全解剖

 商品やサービスのプロモーションの手段のひとつとしてライブ配信を活用する企業が増えています。いま、どれかひとつのライブ配信プラットフォームを選ぶのではなく、複数のプラットフォームを掛け持ちで同時にライブ配信するのが当たり前の時代となりました。

 ゲーム系のコンテンツであればYouTube Liveだけでなくニコニコ生放送やOPENRECなどと、セミナー系のコンテンツであればFacebook Liveだけでなく、Twitter(Periscope)でも同時に配信されていることもあるでしょう。

 その理由は、プラットフォームによって視聴してくれる人たちの世代や層が異なるため、より多くの人たちへ情報を伝えたいからです。また、視聴する人たちにとってみれば、ライブ配信が始まったその時の場所(視聴環境)に応じて、視聴しやすいプラットフォームを自由に選んで視聴できる利便性も上ります。

 その一方、日頃から複数のプラットフォームでライブ配信しておくことで、トラブルに遭った場合でも、視聴できないときの避難先を事前に作っておくというリスクヘッジにもつながります。たとえば、プラットフォームの障害によってライブ配信を始めようとしても開始できなかったり、配信が途中で切断(停止)されたり、配信はできていても視聴ができない、なんていうまれに起こりうるライブ配信トラブルにも対応が可能となります。

 複数のプラットフォームを掛け持ちで同時にライブ配信することは、「視聴者を分散させてしまう」ことや「プラットフォームが増えれば増えるほど、ライブ配信ならではのチャット機能を通じた画面の向こうの人と視聴者のコミュニケーションがとりにくくなる」という短所がありつつも、こうした「掛け持ち」の流れは今後も続いていくでしょう。

掛け持ち配信するときに便利な「Liveshell X」

 複数のプラットフォームを掛け持ちで同時にライブ配信していくとなると、機材面もそれなりの準備が必要となってきます。簡単に言えば、同時に複数のプラットフォームでライブ配信するためには、そのぶんの配信機材も準備しなければなりません。

 もちろん、一台の配信用パソコン上からソフトウェアで複数のプラットフォームへ同時にライブ配信をさせることも可能ですが、その配信用パソコンにかかる処理負荷が大きなものとなります。結果的にパソコンやソフトウェアのダウンリスクも大きくなります。ほとんどの場合は、配信先のプラットフォームぶんの「配信用パソコン」を用意して、一台ごとにひとつずつのプラットフォームでライブ配信するという手段をとることが多いのかも知れません。

 しかし、配信するプラットフォームが増えれば増えるほど、それぞれのパソコンやソフトウェアのダウンリスクは減るものの、それだけのマシンを用意しなければなりません。ちょっとしたことですが、その台数ぶんのディスプレイやキーボード、マウス、映像を取り込むためのコンバーターなどの周辺機器だけでなく、ネットワークケーブルの敷設の準備も必要です。

 それだけでなく、その台数ぶんの機材を展開するための設置スペースも必要ですし、機材展開するための人員や、ライブ配信の開始と停止や正常に配信されているかどうかの監視する人員もプラットフォームの数だけ必要になります。掛け持ちするライブ配信のプラットフォームの数が2つぐらいであれば、一人で2台ぐらいの配信マシンの面倒をみることはできますが、これが3つや4つとなってくると実際のところはそううまくはいきません。

 力技で配信用パソコンを複数台用意して複数のプラットフォームを掛け持ちで同時にライブ配信するのも選択肢としてアリなのですが、配信コンテンツの内容や規模によっては、パソコン不要のライブ配信&録画デバイス「Liveshell X」でまかなってしまう選択肢を考慮してみるのが一番だと考えます。

機材を物理的に減らすだけでなく、潜在的なコストも不要に

 Cerevoの「Liveshell X」は2016年9月に発売されたパソコン不要のライブ配信&録画デバイスで、最大3ストリームまでの同時ライブ配信が可能です(※関連記事)。私自身も週一回程度の頻度でLiveshell Xを活用しはじめて1年が過ぎていますが、これまでの間、トラブルなく運用ができていますす。また、発売後もアップデートが重ねられてきたこともあり、技術的な面でも安定した利用ができるようになったと感じています。

 Liveshell Xの大きなメリットは先に挙げた「最大3ストリームまでの同時ライブ配信が可能」であると同時に「PC不要」「長時間の安定配信を実現」できることです。実際に私が使用するときにはYouTubeの「YouTube Live」、Facebookの「Facebook Live」、そしてサイバーエージェントが運用するプラットフォーム「FRESH LIVE」へのライブ配信は、このLiveshell Xがその役目を担っています。

 先に挙げた複数のプラットフォームを掛け持ちで同時にライブ配信する上で課題となる、配信用パソコンを複数台用意する必要もありませんし、そのぶんのケーブル敷設の手間も軽減できます。もちろん、配信用パソコンのダウンリスクも考えなくても済みますし、Liveshellに用意されるWEBコンソールやLiveshell X本体の物理的なボタンひとつでライブ配信の開始と停止作業も手軽に操作することも可能です。

 また、マシンを用意するときにチェックが必須となる「配信用パソコンとして耐えうるスペックを備えているかどうか」も気にすることが無くなりました。加えて、それに応じたマシンの機材アップデートや、ライブ配信の現場で必須となる有料のソフトウェア(Wirecastなど)の定期的なアップデートも不要(コストカット)となるのも大きなポイントです。

 こうした目に見える配信用パソコンやその周辺機器とケーブル類を物理的に減らすこと以外にも、目に見えない潜在的なメンテナンスコストや気遣いも不要になることはとても大きなことなのです。

配信機材や設定に不慣れな人にこそオススメしたい

 別の企業から“案件”としてライブ配信を請け負うようなケースではLiveshell Xではなく、力技で配信用パソコンを複数台用意して複数のプラットフォームを掛け持ちで同時にライブ配信するケースも多いのですが、企業が自身のライブ配信メディアをもつために「自社のリソース(=人)でまかないたい」というケースにはLiveshell Xの活用が大きく役に立つかもしれません。

 なぜならば、こうしたケースではライブ配信を担当する人自身もライブ配信に活用される機材に不慣れであったりすることがほとんどです。そうした不慣れな人であっても、高度の知識が必要となる配信ソフトウェアの設定よりも、最低限の知識があればあまり深く考えずに複数のプラットフォームで掛け持ちのライブ配信を実現することができます。

 さらに言えば、Liveshell XはHD画質(720p)程度の高画質で基本的には十分な、セミナーやイベントなどのトークが中心の配信コンテンツに向いています。規模が少し小さめで、ちょっとしたライブ配信をそれなりの高画質で複数のプラットフォームを掛け持ちしたい、というようなときにはまさにうってつけなのです。

 Liveshell Xそのもののお値段としては、Cerevoオフィシャルストアでは現在6万9800円(税別)でそれなりの投資コストもかかります。でもよく考えれば、複数のプラットフォームでライブ配信するためにマシンをその台数ぶん揃えるよりは安価に収まるはずです。

 また、複数台ぶんの機材を用意する手間や、ライブ配信が止まってしまうようなダウンリスクなど、総体的に鑑みると、私個人的には十分検討の余地がある(手に入れても良い)、複数プラットフォームでライブ配信するときの絶対的なオススメ機材のひとつであると思うのです。

ライブメディアクリエイター
ノダタケオ(Twitter:@noda

noda

 ソーシャルメディアとライブ配信・動画メディアが専門のクリエイター。2010年よりスマホから業務機器(Tricasterなど)まで、さまざまな機材を活用したライブ配信とマルチカメラ収録現場をこなす。これらの経験に基づいた、ソーシャルメディアやライブ配信・動画メディアに関する執筆やコンサルティングなど、その活動は多岐にわたる。
nodatakeo.com

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