2018年10月20日11時00分

iPhone XS Maxはゲーム最強端末か!? 「デレステ」「FGO」「PUBG」で確認

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 「ゲームがどんどん高画質になって、今のiPhoneの性能じゃ物足りない!」という理由で最新のiPhone XSやiPhone XS Max、iPhone XRへの買い換えを考えている人も多いはず。とはいえ、買い換えたあと、どれだけゲームの快適さに違いが出てくるのかは実際に試さないとわかりません。

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人気ゲームの「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」、「Fate/Grand Order」、「PUBG MOBILE」の動作を、iPhone XS Max/iPhone X/iPhone 6sでチェック

 そこで、iPhone XS MaxとiPhone X、iPhone 6sの3台を使ってゲームの動作をチェック。「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ(以下デレステ)」「Fate/Grand Order(以下FGO)」「PUBG MOBILE」という国内で人気の代表的な3タイトルについて、動作速度や発熱などについて比べました。

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熱さについては、放射温度計でチェックした。iPhoneの場合、カメラ周りやフレームなど本体上部が熱くなりやすい

「デレステ」はiPhone XS世代での快適動作&低発熱は明らか

『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』
 BANDAI NAMCO Entertainment
 https://cinderella.idolmaster.jp/sl-stage/

 まず、「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ(以下デレステ)」は、3Dグラフィックの美しい映像を楽しめるアイドルリズムゲーム、いわゆる音ゲーです。リリースから3年経ちましたが、3Dグラフィックの品質は今も進化を続けています。

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高解像度かつ有機ELのiPhone XS MaxだとiPhoneの中では最高品質でデレステの映像を楽しめる。だが、音ゲーを遊ぶには本体が大きく重たい。音ゲーとして遊ぶには、iPhone XSなどもう少し小型の製品をお勧めしたい

 テストとして、決まった3曲をMaster設定で連続プレイ(※)。最大画質となる「3Dリッチ(観客シルエット:ON、解像度:高画質、表示領域設定:全画面)」での温度上昇や、実際の描画についてチェックしました。この設定でのデレステは、iPhoneのディスプレーの解像度をそのまま活かして描画するので、iPhone XS Maxが一番高画質ということになります。

※:曲は「Tulip」「Yes! Party Time!!」「ガールズ・イン・ザ・フロンティア」の順です。また、iPhone 6sは解像度を高画質に設定できないので、標準でのテストとしています。

デレステ、3曲連続プレイ時の温度変化
機種名搭載チップ画面解像度1曲目2曲目3曲目
iPhone XS MaxA12 Bionic2688×124236度37.8度38.6度
iPhone XA11 Bionic2436×112544.1度47.1度47.7度
iPhone 6sA91333×75043.7度44.8度45.4度

 結果、iPhoneのなかで最高画質のiPhone XS Maxが、高画質かつ低い温度で安定して動作するという結果となりました。

 手に持っていてもほんのり暖かくなる程度で、熱の引きも早かったです。搭載するA12 BionicのGPUの優れた性能効率と、放熱設計の良さによるものでしょう。ただ、iPhone XS Maxのサイズでは音ゲーには少々大きすぎます。遊びやすさ重視なら、iPhone XSを選ぶ手もあります。

 iPhone Xは3Dリッチでは一番熱を持ちやすいという結果になりました。チップ自体は高性能なのですが、解像度の高さとバランスがやや取れていないのかもしれません。手に持ってプレイしていても、やや不安になる程の熱さを感じます。

 なお、解像度を標準にすると36.5~39.2度で推移しますが、今度は描画の荒さを感じてしまいます。デレステ以外にも3Dゲームをとことん楽しみたいなら、今からならiPhone XS世代の製品を選ぶのがいいでしょう。

 iPhone 6sは表示解像度が低いこともあり、動作自体は快適でした。ただ、iPhone XS Maxなどの表示を見たあとだと、映像に差を感じてしまいます。より高画質に3Dリッチな映像を楽しみたいなら、やはり最新のiPhone XSなどへの買い替えを考えたほうがいいでしょう。

「FGO」は大きな変化なし、処理性能はそこまで必要ないか

『Fate/Grand Order』
 Aniplex
 https://www.fate-go.jp/

 「Fate/Grand Order」はTYPE-MOONのFateシリーズをベースに製作されている、スマホ向け作品です。今回テストするタイトルの中では、この作品のみ2Dグラフィックが中心です。

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「Fate/Grand Order」の動作をテスト。画面が縦長になったiPhone XSやXR、Xでは画面の左右に加えて下側にもふちがつくので、画面の大きさを活かしきれないのがやや気になる

 FGOプレーヤーのあいだでは、サーヴァントの育成に必要な素材を集めるために特定のクエストを繰り返し攻略する、いわゆる“周回”を短時間で進める攻略情報や、動作の速いスマホが話題になります。そこで、FGOのプレイで重要なアプリ自体の起動時間と、クエスト攻略のロード時間を含めた速度を計測しました。

 クエスト内容は定番の「宝物庫の扉を開け 超級」を最短3ターンで攻略できる編成にし、同じ操作内容でパーティ選択画面からバトル終了後のクエスト選択画面へ移行するまで(マナプリズムの初回報酬はなし)の時間を計測しました。また、クエスト完了時の本体温度も計測しています。

 テストの詳細ですが、操作内容はスキル5回と宝具3回。設定はスキル使用確認:OFF、エネミー消滅短縮:ON、バトルスピード:高速。この内容にて手動の最短操作かつチェインを発生させない条件で3回テストを実施し、最速の結果を掲載しました。

FGO、アプリの起動時間と「宝物庫の扉を開け 超級」攻略時間
機種名チップアプリ起動時間クエスト攻略攻略後の温度
iPhone XS MaxA12 Bionic14秒1分58秒34.8度
iPhone XA11 Bionic15秒1分58秒35.2度
iPhone 6sA920秒2分6秒35.8度

 結果ですが、iPhone XS MaxとiPhone Xはほぼ同じ速度となっています。ゲーム自体がそこまで処理性能を必要とせず、ストレージ速度もほぼ同じなので妥当な結果と言えるでしょう。iPhone 6sは最新モデルと比べると処理性能やストレージの性能が低いからか、アプリの起動とクエスト攻略ともに数秒ほど遅いです。とはいえ、この程度の差だと買い替えても、あまり違いを感じないかもしれません。

 むしろFGOでの動作を考えると、動作速度よりもiPhone XSシリーズやiPhone Xなどの縦長画面採用モデルで、画面の左右だけでなく下側にもふちがつき、表示面積が小さくなるほうが気になるところでしょう(記事執筆時点)。

 これはほかの2Dグラフィックのゲームにも見られる状況ですが、2Dグラフィックゲームは想定外の画面比率に対応させるのは難しく、短期間での修正は期待できないかもしれません。もしiPhoneの買い替えを考えているなら、この部分の対応はあきらめるか、従来のiPhoneと同じ画面比率のiPhone 8やiPhone 8 Plusへの買い替えも視野に入れたほうがいいかもしれません。

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