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温か~い

「ふかひれスープ」が自販機に! エキナカのアキュアにリッチな味

2018年10月17日 19時00分更新

 ふかひれ、といえば中華の高級食材。手が届かないわけではないけれど、食べるときはちょっと特別。そんなふかひれが缶飲料で登場しました。

 JR東日本ウォータービジネスはオリジナル飲料ブランド「acure made(アキュアメイド)」から「気仙沼産ふかひれ使用 ふかひれスープ」を10月16日に新発売。エキナカを中心に展開している「acure(アキュア)」の自販機で販売されます。内容量190mlで、価格は140円。

「気仙沼産ふかひれ使用 ふかひれスープ」

 お吸い物やスープのブランドがある永谷園と共同開発した製品。ホット向けです。

 気仙沼産ふかひれの粉末を100%使用。チキン、しいたけの旨みをベースに、にんにく、生姜、オイスターソースを加え、ごま油で香り豊かに仕立てたとのこと。さらに、コラーゲンを1000mg配合。

 なお、ふかひれは粉末で入っており、固形の具材はないとのこと。

開発担当者が「鮫」の姿で説明しにきてくれた

 缶の温かいスープだと、コーンスープ、オニオンスープなどがメジャー。ふかひれスープは今まで見たことがないです。

 発売のタイミングでJR東日本ウォータービジネスの担当者がキャラバンで製品の説明をしにやってくれました。

JR東日本ウォータービジネスの石原結衣さん。

 この方が「気仙沼産ふかひれ使用 ふかひれスープ」の開発担当者であるJR東日本ウォータービジネス商品部の石原結衣さん。

 ええっ鮫!?

 なんと製品がふかひれ=鮫であるため、鮫のかぶりものを着てくれた、と。

鮫の形の手紙を渡してくれました。

鮫に凝っています。

 説明の最中も鮫の格好でそちらのほうが気になってしまいましたが、開発背景はざっとこういったところ。

 アキュアの自販機でスープカテゴリーの売上が増加傾向。2016年、2017年ともに前年より上昇している。そこで、他にはないスープをつくって毎日駅を利用する人にスープ飲料の選択肢を増やしたい。高級感あるスープを手軽に買えるというギャップも狙っていきたい。そこで、打ち出すのが気仙沼産ふかひれ使用 ふかひれスープ。

 ……スープ、エキナカで伸びているようです。コーンスープなどは定番ですが、他の場所の自販機でも売っています。確かに、エキナカならではのちょっと変わったラインナップがあると買うきっかけになるかもしれません。

ふかひれって原価が高くないですか?

鮫のかぶりものが気になりますが。

 今回の特徴は気仙沼産のふかひれ100%。国産のフカヒレって高そうですが……。

石原さん「今回の製品は140円。これ以上高くなると買っていただくハードルが上がるので、値段を抑えるよう努力しました。永谷園様がもともとふかひれを扱った製品もあって、原材料の調達ルートやノウハウの蓄積があったので、そこが強みになりました」

 あくまで日常の中で買えるスープを目指したそう。140円は興味があれば買ってみようと思える金額感ではあります。

固形のふかひれは入っていないんですよね?

石原さん「ふかひれは粉末なので具材としては入っていません。具材があると飲みきれないことがストレスになるおそれもあるので、飲みやすさを考慮してあえて具材を入れないようにしました。スープの味で勝負をします」

 本当に「あえて」なんでしょうか。

「スープの味で勝負」だということ

石原さん「今回の製品は、実は昨年の秋冬に向けて開発を始めました。昨年の段階だと理想のものにならず、製品化を見送りました。ですので、今期の製品化にあたって開発期間は約2年間。それだけ開発に時間をかけるほど、味や飲みやすさ、飲みきった時の満足感など、吟味に吟味を重ねています」

おいしいんですか?

石原さん「ぜひ、飲んでみてください。自信があります。ホット向けなので、買ったものがさめた場合は耐熱コップに移してレンジで温めて飲むのがオススメです」

飲んでみました! ホット飲料ですので、冷めてしまったら耐熱コップに入れてレンジで温めて飲むのがオススメだそう。

 試してみたところ、複数の素材から染み出た濃厚なだしの味がして、本格中華のおもむきでした。オイスターソースや、生姜、にんにく、しいたけも使っているのだから、奥深い味わいったら。コラーゲンのトロリとした質感もあって高級感あります。

具材をたっぷり使っています。カロリーは一缶24kcal。

石原さん「味がしっかりしているので飲みごたえがあって、具材がなくても小腹満たしとして満足いただけると思います。お酒を飲んだ帰りにシメ感覚で飲んでいただくにもちょうどいいかもしれません」


 「気仙沼産ふかひれ使用 ふかひれスープ」は10月16日発売ですが、自販機のホットのところにセットされるため、ホットに切り替わるタイミングで見かける頻度が高くなるものと思われます。

 ちなみに、本題とは関係ないのですが……。石原さんには以前も「コクグランタイム 贅沢な飲むフォンダンショコラ」のキャラバンで編集部にお越しいただきました。その時は、特に鮫の格好はしておらず「昔フォンダンショコラを手作りしたことがある」などふつうの女子らしい話をしていたのに、今回は鮫。記者としてはびっくりしました。

 石原さんがオススメという「気仙沼産ふかひれ使用 ふかひれスープ」をエキナカで見かけたら買ってみようと思います。確かに、飲んだシメによさそう!



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書いた人:記者ナベコ

デジタル媒体アスキーでなぜか食べ物の記事ばっかり手掛けている人。3度の飯を食らいつつ酒をがんがん飲んでいる。好きなジャンルはビール、ウイスキー、焼酎、日本酒、ワインなど高アルコール全般。苦手なお酒は甘いカクテル全般とスピリタス。酒豪ではなきにつき鯨飲した翌日はSNSからも消える。Facebookやっています。

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