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HUD対応カーナビを安価に後付けできる「HUDWAY CAST」実機レビュー

2018年09月17日 15時00分更新

 車にカーナビはもはや必須装備ですが、集中して見過ぎると周囲への注意が散漫になってしまうという危険性があります。そこで一部車種に採用されているのが「ヘッドアップディスプレー(HUD)」をそなえたカーナビゲーションシステム。今回はこのHUD対応カーナビゲーションシステムを、スマホで活用することで比較的低価格に実現する「HUDWAY CAST」をレビューします。

「HUDWAY CAST」予定一般小売価格4万2000円

 「HUDWAY CAST」は、前述の通りHUDを備えたカーナビゲーションシステム。跳ね上げた透明ディスプレーにスマートフォンの画面を投影することで、視界を遮ることなく情報を表示することが可能です。

 透明ディスプレーは実測約150~160×85mm(幅×高さ)と大きめですが、画面が表示されている状態でも景色が透けて見えるので、設置しても死角はほとんどありません。もちろんそれでも透明ディスプレーの背後に注意を払う必要はありますが、大型スマホやタブレットを目の前に置くよりは安全性が高いと言えます。

 HUDWAY CASTはiOSとAndroid OSに対応しており、iOSでは「AirPlay」、Androidでは「Miracast」機能を利用してワイヤレス接続します。カーナビゲーションには「マップ」や「Google Maps」、「Yahoo!カーナビ」などさまざまなアプリを利用可能ですが、純正アプリとして「HUDWAY Cast」が用意されます。ただしHUDWAY Castは開発中で、日本語への対応も完了していないので、今回は「Hudway Go」、アップルの「マップ」などで試用しました。

HUDWAY CASTのパッケージ

 パッケージには、HUDWAY CAST本体、車載マウント、シガーライターケーブル、金属プレート、マグネットスマホマウント、ケーブルクリップ、六角レンチ、OTGケーブル、レンズカバー、クイックスタートガイド、保証書が入っています

透明ディスプレイは直角まで無段階に調節可能です

本体正面には電源ボタン、ボリュームボタンが配置されています。QRコードからはHUDWAY CASTのサポートページにアクセスできます

左は専用電源端子、右はスマホと接続するための端子でOTGケーブル経由で接続します

 セットアップはHUDWAY CASTの取り付け、スマホに専用アプリをインストール、スマホからHUDWAY CASTにWi-Fi接続、AirPlay/Miracastを起動、専用アプリを起動……という流れになります。なお「HUDWAY Cast」、「Hudway Go」ともに、基本機能を利用するだけならアカウントを作成する必要はありません。

まずは車載マウントを取り付けます。今回は、粘着部分に再使用可能なゼリー接着剤を採用した「剥がせるマウント」を使用しました。これはHUDWAY CASTのアクセサリーとして販売されています

つぎにHUDWAY CASTを上からはめ込みます

シガーライターケーブルを装着します。無駄なケーブルはストラップで取りまとめ、必要に応じてケーブルクリップも使用しましょう

専用アプリをインストールします。なお今回は「HUDWAY Cast」と「Hudway Go」をインストールしましたが、どちらもまだ日本語には対応していません

HUDWAY CASTに電源が入ると、透明ディスプレーにWi-Fiの接続を促す画面が表示されます。なお、Androidスマホで接続する場合には電源ボタンをプッシュして待機モードを切り替えます。現在iOSとAndroidのどちらのモードで動作しているかは、画面中央のマークで判断可能です

Wi-Fi設定からHUDWAY CASTの待機画面に表示されたSSIDのアクセスポイントに接続します。パスワードの入力は不要です

「画面ミラーリング」からHUDWAY CASTを選択します

するとHUDWAY CASTの透明ディスプレイにスマホの画面が表示されます

カーナビゲーションアプリを起動し、スマホを横位置にセットしたら準備完了です。スマホを縦位置にセットすると画面が縦に表示されてしまいます

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