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医療機器製品開発への取り組みが盛んになりつつある潮流をさらに活性化

日本発の医療系ユニコーン企業誕生を狙うピッチイベント参加者募集

2018年08月30日 16時50分更新

 一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(LINK-J)は8月24日、日本発の医療系ユニコーン企業の誕生を目指すピッチイベント「大学・企業・病院発 メドテック・イノベーションピッチ」の参加者を募集開始した。

 同ピッチイベントは、LINK-J主催、日本医療機器開発機構・MedVenture Partners・US-Japan Medtech Frontiers共催で11月9日開催の「メドテック・イノベーション シンポジウム&ピッチ」内で実施する。書類審査に通過した企業は、日米のメドテック系ベンチャーキャピタリストら審査員の前でビジネスピッチをし、優勝チームを決定して賞品を授与する。

 応募対象は、医療機器、デジタルヘルス、ヘルスケアサービス、そのほか医療・介護領域におけるテクノロジーに関するアイデア・技術・製品・事業を有し、その技術・製品・事業に関するプレゼンができる、企業、チーム、人物。学生でも参加でき、特許出願がないアイデアの状態でも応募可能。

 応募締め切りは9月28日。書類審査ののち、結果を応募者全員に連絡する。書類選考通過者については、LINK-J公式ページ上でも10月末に発表する。

 優勝賞品は、米シリコンバレーのベンチャーキャピタル・インキュベーター・投資家らの訪問を中心とした海外派遣プログラム参加のための渡航費。あるいは、事業化費用・海外展開支援費用として日本医療機器開発機構が最大1億円まで出資または開発費を補助する。

 昨今、アジアを中心とした新興国での需要拡大などもあり医療機器産業は世界的に拡大している。また、日本の医療現場においては、治療の質や患者のQOL向上、医師や医療スタッフの人手不足解消や医療の効率化につながる革新的な医療機器やヘルスケアサービスが必要とされている。

 以上の背景から、日本でも医療機器製品開発に取り組むアカデミアやスタートアップの活動が盛んになりつつある。新たな潮流をさらに活性化する目的で、今般医療機器などの医療イノベーションに関するピッチイベントの開催にいたった。

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