週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

オンキヨー、和楽器の桐を使った高級ヘッドフォン

2018年07月31日 14時50分更新

 オンキヨー&パイオニアは7月31日、「桐ヘッドホン」の先行販売をクラウドファンディングで開始した。琴や筝など高級和楽器に使用する、会津産の桐をハウジングの一部に使用。内部に綾杉彫りを施すことで、定在波を減らし、桐独特の響きを重視した音色を実現している。

 また紙系の素材でありながら、剛性が高く、高域まで再現できるセルロースナノファイバー振動板をドライバーに使用。10Hz~80kHzと広帯域の再生を可能とした。振動板に100%のセルロースナノファイバーを使用するのは世界初だという。

 ドライバー直径は50㎜で、インピーダンスは40Ω。出力音圧レベルは99dB/mW。重量は400g。ドライバー部はフルバスケット方式で、共振の少ないエラストマー素材のフリーエッジ、ベース素材にマグネシウム合金を使用している。ハウジング部とハンガーの連結部にゴム部材を挟み、L/Rの干渉を防いでいる。

 ヘッドバンドとイヤーパッドはアルカンターラ素材。ハウジング部は外側がオーク材、内側が桐材のハイブリッドとなる。製品ごとにシリアル番号を刻印する。

 日本経済新聞社の「未来ショッピング」により8月1日~9月30日まで先行販売。桐ヘッドホン+特製オリジナルヘッドホンスタンドセットのセットが限定15セットで32万4000円。1.6mバランスコード(2.5㎜4極)、3.0mアンバランスコード(3.5mm3極)、ステレオ標準プラグアダプター(6.3mm)を桐箱に封入して出荷する。ヘッドホンスタンドは現在開発中で、近くサイト内に写真掲載するという。

 実機は東京・秋葉原のマーチエキュート内にある「ONKYO BASE」で展示する。合わせて、昨年クラウドファンディングで販売した桐スピーカーも、展示および限定販売中なので、興味のある人は足を運んでみてはどうか。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう