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精液成分の郵送検査キット「BUDDY CHECK」の採精カップ「ComeCumCup」

男性の妊活を支援する精液検査キットの超撥水採精カップを東洋アルミニウムが開発

2018年07月18日 16時30分更新

 男性の妊活を支援するダンテは7月17日、精液成分の郵送検査キット「BUDDY CHECK」(バディチェック)の採精カップ「ComeCumCup」(カムカムカップ)を、東洋アルミニウムが開発したと発表。

 BUDDY CHECKは、精液の液体部分である「精しょう」が精子の運動、受精能力に大きく影響することに着目して開発したもの。

 精液は粘性が高く、提出用チューブに全量を入れることが困難であるため、BUDDY CHECKに適用できる採精カップを探す作業が重要項目となっていた。

 ComeCumCupは、どんなものでも弾かせて付着させないというコンセプトを基に、東洋アルミニウムの技術を活用して開発。ハスの葉の構造をヒントに開発された超撥水性素材が使用されており、スポイトなどを使わずともほぼ全量を提出用チューブに入れられるとしている。

蓮の葉の表面同様の空気層を含む凹凸構造(フラクタル構造)を素材表面に施すことで、超撥水性を人工的に実現

 精液検査が日常的に身近な存在となり、男性のコンディション管理や男性の妊活、妊活に対する男女間のリテラシー格差を埋めることを目的としたダンテの郵送検査事業に賛同したことで、今回の開発が実現した。

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