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様々な角度から日本人の働き方を改革するための見本市「働き方改革EXPO」が開催

2018年07月16日 09時00分更新

 労働人口の減少や、それに伴うライフスタイルの変化などに対応する働き方改革。これを支援するソリューションなどを集めた展示会「働き方改革EXPO」が7月11日~13日、東京ビッグサイトで開催された。

「総務・人事・経理ワールド2018」内で開催された「働き方改革EXPO」

 今年で5回目となる「働き方改革EXPO」は昨年まで「ワークスタイル変革EXPO」として開催されていたもの。一般向けの展示会と違い、商談を意識し、実際に働き方改革を必要としている企業の担当者が訪れるため、各ブースとも現場に即したアピールが多い。ブース内の担当者への質問もかなり具体的な話をしているのが聞こえてきた。

 生産性向上のためのソリューション、さらにオフィス環境整備など、働き方改革に必要なあらゆる要素が揃う。各種セミナーなどをはじめ、来場者は熱心に各ブースを訪れていた。昨年から大きく変わったのは、AIやRPA(ロボットによる業務の自動化)を活用したソリューションが多く出展されていた点。ITを活用した働き方改革も、最新技術が導入され、その姿が変わりつつある。

 当展示会の様子を写真とともに紹介していこう。

長時間労働の抑制は、やはり大きなテーマ

 働き方改革で注目されていることに、長時間労働の抑制や生産性向上がある。少ない時間でいかに効率よく働き、成果を上げるか。その支援をためのソリューションは、様々な形態で数多く展示されていた。

NECソリューションイノベータブースでは、時間外勤務の原因の分析、勤務や休暇管理を行なうソリューションのほか、RPA導入支援ソリューションなどを展示。また、業務効率化支援のための企業向けソーシャルプラットフォームもアピールしていた。

クリティックミッションジャパンブースでは、AIによる業務効率化のコンサルティングサービスを展示。社員一人一人のタスクに適した方法のAI化、自動化、業務効率化を推進し、業務全体のワークスタイルを改善する。

エステックブースでは、ペーパーレスで会議を行うソリューションECO Meetingをアピール。資料や書類などをアップロードし、会議ではタブレット端末で参照し、無駄な紙を作らない。

富士ゼロックスブースでは、行動をウェラブルデバイスで取得して見える化するソリューションやサテライトオフィス環境提案、OCRとRPAを組み合わせ、帳票処理を自動化するソリューションを展示。

ネットスマイルブースはAIを前面に出したソリューションをアピール。AIスキャンロボは、書類の識別、OCRによる読み取りにAIを活用することで時間の短縮やDBへの連携を図るソリューション。AIタスクロボは、AIがディープラーニングによる学習などから将来予測や原因分析などを行ない、ホワイトカラーの生産性を向上させる。

FCEプロセス&テクノロジーのRPAロボパットは、開発部門ではなく、現場が設計・作成・運用を行う業務自動化ソフト。よく行なわれる操作をロボットに覚えさせていくことで作業を自動化させていくことができる。

ハートコアブースでは「単価50円のRPA」というコピーで、RPA導入を支援。企業が運用するタイプから、管理・サポートまで行なうタイプなど、企業に合わせたサービスを提供する。

NTTデータブースのBizXaaS OfficeはPC環境を仮想デスクトップ化してネットワーク上から利用するサービス。いつでもどこでも同じ環境を再現でき、仮想デスクトップ基盤にGPU技術を取り入れることで、負荷のかかる処理をサーバ側で実行する。

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