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InstaVR、総額5.2億円の資金調達で、役員体制を強化

2018年06月07日 15時15分更新

 VRコンテンツ制作ツール「InstaVR」を提供するInstaVRは6月4日、総額約5.2億円の資金調達を実施したと発表。開発体制を強化、市場展開の加速を実施するという。

 InstaVRは人材育成の課題を解決するために、新たに人材育成VRプラットフォームの提供を開始。InstaVRの人材育成VRプラットフォームを活用し、「特別な知識や編集の時間を必要とせず、訓練や研修を簡単にVR化して配信することが可能」だという。

 すでにアメリカ合衆国の農務省に導入が始まっており、一部ライン作業の訓練のVR化で訓練時間を3ぶんの1に短縮。研修費用を5ぶんの1に削減し、離職率も10%以上低下させているという。採用でもVRを活用、効率が上昇しているとのこと。販売パートナーとの業務提携も視野に入れ、人材育成VRプラットフォームを広く推進する。

 今回の調達を経て、役員体制の強化することも発表。グリーベンチャーズ ジェネラルパートナーの堤達生氏、およびYJキャピタル取締役副社長の戸祭陽介氏を迎え、新体制への移行が決定している。

 InstaVRは、ゲームエンジンやプログラミング不要のVRコンテンツ制作ツール。直感的な操作で360度画像や動画などを使用した、ウェブベースのVRコンテンツを制作・配信できる。リリース以来、さまざまな機能アップデートを実施している。クラウドからのダウンロードやストリーミング、動画コンテンツへのアプリ埋め込みなどにも対応。これまでにInstaVRを通じて約20万本が配信したが、そのうち90%は企業内での利用を想定したアプリとのこと。

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