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PURESONIC PREMIUM WIRELESS EARBUDS

本日発売、ロックあふれるサウンドのフェンダーBluetooth上位機を聴く

2018年05月25日 09時00分更新

 フェンダーミュージックの新Bluetoothイヤフォン「PURESONIC PREMIUM WIRELESS EARBUDS」の発売日が5月25日に決定した。店頭での販売価格は1万5000円(税抜)程度になる見込み。

 既報の通り、9.25㎜の新開発ドライバーを採用した製品。同社は買収したAurisonicsの技術を使った、FXAシリーズというイヤモニターのラインアップを展開しているが、その音質・デザインのテイストを継承しつつより小型で、手に入れやすい価格とした製品になっている。

 姉妹機として、有線モデルの「PURESONIC WIRED」のリリースも計画されており、イヤフォン部分は同等。これにaptXやAACコーデックに対応したBluetooth通信機能を付けたもの。左右をケーブルでつなぎ、首の後ろに回すオーソドックスなスタイルになっている。

リモコン部

 国内で開催された発表会では、Bluetoothイヤフォン自体は市場に珍しくないが、FXAシリーズの有線モデルに匹敵するサウンドがワイヤレスでも楽しめるという自負があると、開発責任者のDale Lott氏は語っていた。ODM任せにするのではなく、Aurisonicsで培ったノウハウを元に同氏自身が開発・生産・コスト管理などすべての段階でかかわっている点も特徴だという。

イヤフォン部

イヤピース。白く半透明のほうは、Fender独自のイヤーチップ

 実際に音を確かめる機会があったが、印象的なのは音がファットで、ジャンルとしてはロック、特にライブ音源との相性がいいと思う。全体の傾向としては、低域に量感があり、ウォームな音調となっている。ピラミッドバランスという言葉があるが、しっかりとした低域に支えられた安定感のあるサウンドで、ライブハウスの臨場感が伝わってくる感じがある。

 Spotifyで配信中の楽曲をいくつか聴いてみたが、ダイアナ・クラールの「Night And Day」では、女性ボーカルを雰囲気よく、適度な熱気を帯びて聴かせる。解像感という意味では欲張っておらず、音源にはややくちゃくちゃとしたリップノイズが入っているのだが、こういった曲のディティールはそれほど目立たない。

 低域を重視したバランスであるため、ベースラインが前へ前へと出てくる感じがある。J-POPやアニソンなどを聴くと低域があふれ出るというか多少暴れる感じがあったが、この辺は好みだろう。

 フェンダーミュージックでは、PURESONIC PREMIUM WIRELESS EARBUDSの発売と合わせて、Bluetoothスピーカー「NEWPORT BLUETOOTH SPEAKER」の新色2モデルも追加する予定。こちらも注目したい。

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