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数字センスとは事実ではなく表現

「世界一やさしい会計学」さおだけ屋から紐解く、数字・会計センス

2018年03月28日 20時15分更新

 3月27日、160万部を超えるミリオンセラー「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?~身近な疑問からはじめる会計学~ (光文社新書)」の著者で、公認会計士・税理士の山田真哉氏を講師に、「明日から使える“世界一やさしい会計学”」と題したセミナーが実施された。

さおだけ屋はなぜ潰れないのか?~身近な疑問からはじめる会計学~ (光文社新書)」の著者、公認会計士・税理士の山田真哉氏

 セミナーは「数字のセンス」「会計のセンス」「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」「経営のための会計学」をテーマに、わかりやすい例題と考え方を山田氏が紹介した。

Q:あなたはサッカーチームの広報担当者。チームのホームゲームでの成績は、現在1勝2引き分け。より観客を呼ぶためにはどうする?

数字は「言い換え」が可能と山田氏

 山田氏いわく「数学のセンスとは言い換え、割り算、単位変換。数字とは事実ではなく表現である」と話し、複数の例題とともに数字や会計のセンスにまつわるエピソードを解説、参加者は資料や並行して描かれたグラフィック・レコーディングを撮影するなど、熱心に視聴していた。

 今回のセミナーは弥生が主催し、「弥生会計 オンライン」「やよいの青色申告 オンライン」「やよいの白色申告 オンライン」「Misoca」の契約ユーザーに向けて開催案内が送られた。会場は、4月2日に秋葉原UDXに正式オープンするLIFORKで実施。LIFORKは、会員専用のワークルーム「WORK ROOM」とレンタルスペース「STYLE ROOM」の2つのスペースにて構成されている。秋葉原UDXの4階という好立地だけあって、今回のイベントには当初の募集人数の1.5倍のユーザーが来場し、会場を盛り上げた。

イベントでは弥生のCSRの取り組みも紹介された。商業高校や大学を中心に、47都道府県の281校に会計情報を活用できる人材育成を目的に「弥生スクール」を実施している

スモールビジネス支援として、2011年から「東北復興応援活動」を開始。税理士資格を持つ弥生社員が半年間、陸前高田市に常駐し復興にまつわる課題を支援


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