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キンレイが人気!新商品「皿うどん」もおいしかった

冷凍鍋焼うどんがバカ売れしている理由

2018年03月14日 17時30分更新

鍋焼うどん

 冷凍食品を製造するキンレイが3月13日、都内某所で春夏新商品発表会を開催しました。キンレイの主力商品はスーパーなどに出荷している「お水がいらないシリーズ」。うどん、ラーメンなどバリエーションがあります。その中でも、うどん系商品が2017年度はめきめき伸びたそうです。

冷凍鍋焼うどんのキンレイ、売れています

鍋焼うどん
三層構造が特徴。下のほうから加熱され解氷されるので、麺、具材はほどよい熱の通り具合になるそう。

 お水がいらないシリーズは2010年度初出荷。家庭の鍋で煮込んで仕上げる、スープ・麺・具材の三層構造が特徴の冷凍食品です。2017年度の出荷数は約1990万食出荷にまで伸び、累計出荷数は6000万食を突破。お水がいらないシリーズの好調を受け、キンレイの2017年度の年商見込みは約110億円。飛ぶ鳥を落とす勢いです。

鍋焼うどん
主力商品のお水がいらないシリーズの累計出荷数は6000万食を突破。
鍋焼うどん
キンレイの昨年度の年商見込みは約110億円。調子が良いです!

 人気商品はスタンダードな「鍋焼うどん」「ラーメン横綱」など。売上構成比は従来、ラーメン系がうどん系より多くを占めていましたが、2017年度は大きくうどん系が伸びました。2016年度比でラーメンの売上が126%増であったのに対して、うどん系は157%増。

  キンレイ 取締役 営業副本部長 青木雅一氏によると、2017年度の秋口から冬にかけて気温が下がった気候的な条件によるものと、パッケージの刷新、品質を徹底したことによるファンのリピートなどが要因とみられているとのこと。

鍋焼うどん
キンレイ 取締役 営業副本部長 青木雅一氏。鍋焼うどんの売上が伸びたことについて「真骨頂」と語りました。

「営業の部分で言うと、鍋焼うどんは春の段階で棚から下げられることもありましたが、営業の報告を聞く限り春も冬以上に配荷店数が伸びるようです」と、青木営業副本部長。

 つまり、春夏もキンレイの鍋焼うどんが多く世に出回るようですよ!

新製品のレンジ対応「皿うどん」

 キンレイは2017年5月に大阪・岸和田に新工場を竣工し生産規模を拡大しています。そんな景気がよいキンレイは、2018年春夏向けに新製品「お水がいらない 味噌野菜らーめん幸楽苑」「お水がいらない 1/2 日分の国産野菜が摂れるタンメン 菜宝」「レンジで汁無し麺 四海樓監修皿うどん」を加えました。既に発売中です。

鍋焼うどん
「レンジで汁無し麺 四海樓監修皿うどん」

 発表会では、「レンジで汁無し麺 四海樓監修皿うどん」を試食することができました。こちらの商品は、長崎ちゃんぽん発祥のお店である「中華料理 四海樓」4代目店主である陳優継さんが監修。麺の質感や味にこだわっています。

 皿うどんというと、揚げた細麺の上にとろみがかかった具材が載っているものを想像する人もいるかもしれませんが、原点は焼きそばに近いスタイルです。

鍋焼うどん
食べてみた!

 試食したところ、中太麺のねっとりした食感が冷凍食品には思えませんでした。味は海鮮のコクが凝縮されていて、中華料理屋さんでその場で調理されたものを食べているよう。野菜の香ばしさ、具材のイカの食感も良く、とてもおいしかったです! レンジ対応商品ですが、フライパンにも対応するので、より焼いた香ばしさを楽しみたい人はフライパンで調理するとよいかもしれません。

鍋焼うどん
姉妹品「お水がいらない 長崎ちゃんぽん発祥の店四海樓」。

 キンレイでは2017年に「お水がいらない 長崎ちゃんぽん発祥の店四海樓」を発売しており、発売1年未満で120万食を突破しました。こちらのヒットを受け、同じく四海樓監修でレンジ調理ニーズに対応できる商品を開発したそうです。

自分でつくっている感が楽しい

 キンレイの冷凍食品は家庭の鍋などで仕上げるため「自分で手作りしているよう」という声があるようです。料理が苦手な人も、手軽に自炊感を味わえる。そんなところも人気なのかもしれませんね。

 キンレイは春夏向け製品の発売を記念して、3月13日から抽選で1000名にキンレイ商品が当たるキャンペーンも実施しています。10週間にわたって、計10アイテムが対象。当選者には対象商品4食が当たります。詳細はキンレイ公式サイトをご確認ください!

●関連サイト
なべやき屋キンレイ

※3月15日 記事中に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。

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